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第3話

忘れたい過去
嘘じゃないって言ってるでしょ!!
空ちゃんって…なんか変だよね
確かに…みんなと違うよね
          







〝フツウジャナイヨネ〟








空
…ッ
昨日は帰ってきてすぐ寝てしまい、気付けば朝だった






…涙が頬で乾いていた
空
はぁ…またあの夢
私が…よく見る夢
そう、あれは小学校2年生のとき___
元クラスメート1
これは私のものだよ!
元クラスメート2
嘘つき!じゃあなんで私のがなくなって、あんたが同じの持ってるのさ!
元クラスメート1
昨日、買ったの!
元クラスメート2
あのペン、このまえ買った時私ので最後だったのに?
元クラスメート1
入荷されたんじゃないの?!
この時、一人の女の子のペンがなくなりそれと同じものを今日持ち出した女の子が疑われていた
ペンが無くなった女の子は、以前からそのペンをみんなに見せていてすごい気に行っていたらしい
元クラスメート2
返してよぉ…っ私のなのにっ
元クラスメート1
私のだってば…!
私は…嘘が見えたから
簡単に犯人を見つけることが出来たんだ
心の声
心の声
私のペン、壊れちゃったんだもの…
心の声
心の声
このまま行けば、また手に入る!!
心の声
心の声
こいつには悪いけど…
心の声
心の声
仕方ないわよね
空
…!!
何も言えない超内気の今の私だったら、きっとスルーしていたのだろう
でもこの時の私は知ったこと、思ったこと、感じたこと全て口に出してしまうタイプで
空
〇〇ちゃん、嘘はダメだよ
ペンを無くした子に向かって思いっきりそう言った
元クラスメート2
はあ?!?!
元クラスメート2
だから嘘じゃないって言ってるでしょ!
元クラスメート2
それとも私が嘘ついてる証拠でもあるの?!
空
ない…けど
その子は私に向かってすごい勢いで怒鳴りつけてきて
元クラスメート2
もうあんたなんか友達じゃない
元クラスメート2
私を信じない友達はいらない!
空
え…



次の日から私は










1人になった





嘘をついていた子はクラスのリーダーみたいな子で、クラスのみんなは彼女の〝空を無視しよう〟という提案に乗ったみたいだった







ペンをとった、と濡れ衣を着させられていた子でさえ私を無視するようになった
空
(なんで…)
ひとり教室の端に座っていた私は、クラスのある女の子たちが話しているのを聞いた
元クラスメート3
ねぇさー…空ちゃんって変だよね
元クラスメート4
 確かに…昨日のやつどっちが本当かなんめわかんなかったのにねー
元クラスメート3
 なんか…〝普通じゃない〟よね
空
(普通じゃない…?)
空
(じゃあ普通って何…?)
嘘が見えるから普通じゃなくなったの?
みんなと違うと普通じゃないの?
普通がいいの?
普通じゃないのが悪いの…?










辛かった









苦しかった








死にたいとさえも思った








こんな気持ちのまま月日がすぎ、小学3年生になった




そして新しいクラスで出会ったのが…











瑠々だった
瑠々
瑠々
ねぇねぇ、ひとり??
空
え、う、うん
瑠々
瑠々
私もこのクラスに知り合い居ないんだ~!よかったら、仲良くしよ!
空
…!
空
うん…!
この時は本当にうれしかった
すごく、すごく。





この時だけじゃなかった
瑠々はそのあとも何も聞かずにそばにいてくれた
私が誰に無視されても
友達がいなくても
それがこの時の私にとってどんなに嬉しかったことか
それは、4年たった今でも変わらない
瑠々は…私の恩人だ
心からの恩人
だから私も
空
瑠々に何かあった時、1番に助けてあげたい
そう思ってる
でもそう思う反面、言いたいことをズバズバいって瑠々にまで嫌われたらどうしよう、と常に思ってた
だから私は…
私を隠して〝友達〟を演じている
本当に最低な奴だと思う
でもそれ以上に
空
(瑠々に嫌われたくないの…)






瑠々のおかげで少しは忘れることのできたこのことだったけど
身も心もズタズタにされたことを忘れることは出来なくて
今もたまに…夢で見てしまう
いつか本当に忘れることが出来るのかな









あ、この時にもうひとつ…
空ーーーー!遅れるわよー!
下から、お母さんの声が聞こえた
時計を見ると、8時近くを指していた
空
ヤバっ!
時間がなくなっちゃったから、もうひとつはまた今度にしようかな
空
行ってきまーーす!
今日もまた、嘘つきな私の朝が始まる