「あなたちゃん~!あなたちゃんはあそこの駅から乗るよね?一緒に行かない?」
同じ駅から汽車にのる子が話しかけてくれて
自然とその子と登校することになった。
「汽車とか乗ったことないから不安なんだけど笑」
「たしかにね笑 先輩について行こうか笑」
なんてことを話しながら汽車に乗り込んだ。
ここら辺は田舎なので二両編成の
汽車が朝に駅にくる。
1年は先輩に席を譲らないと行けないかな、
みたいな雰囲気があったため2両目の
前のドア付近に3人で立っていた。
「やっぱ朝は人多いね💦」
「そうだね笑」
どれが自分の学校の先輩なのか
分からなかったけど学ランに科が
書いてあるので何となくで周りの先輩を
見ていた。
(あ、あの先輩かっこいいなぁ。見た目すごいタイプ)
「あなたちゃんどうしたの?」
「え、あ、なんでもないよ!」
まぁ、私彼氏いるし遠くから憧れってことで
見てよう。←
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。