第3話

2両目
1,299
2018/08/15 01:00
「あなたちゃん~!あなたちゃんはあそこの駅から乗るよね?一緒に行かない?」

同じ駅から汽車にのる子が話しかけてくれて

自然とその子と登校することになった。

「汽車とか乗ったことないから不安なんだけど笑」

「たしかにね笑 先輩について行こうか笑」

なんてことを話しながら汽車に乗り込んだ。

ここら辺は田舎なので二両編成の

汽車が朝に駅にくる。

1年は先輩に席を譲らないと行けないかな、

みたいな雰囲気があったため2両目の

前のドア付近に3人で立っていた。

「やっぱ朝は人多いね💦」

「そうだね笑」

どれが自分の学校の先輩なのか

分からなかったけど学ランに科が

書いてあるので何となくで周りの先輩を

見ていた。

(あ、あの先輩かっこいいなぁ。見た目すごいタイプ)

「あなたちゃんどうしたの?」

「え、あ、なんでもないよ!」

まぁ、私彼氏いるし遠くから憧れってことで

見てよう。←



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