第4話

エピソード2
555
2020/09/04 11:54
部室へ着くと私は一目散に用意をして
学校を出た。今日は確かシャオロンと何か約束を
していた気もするがそれどころではないので
ドタキャンさせて頂くことにする

息を切らしながら走っていると…私は
それを見てしまう
モブ
モブ
君!俳優に興味無い?!
グルッペン
グルッペン
は?なんだそれ?おいしいのか?


グルッペン…だっただろうか

その人が何故か勧誘を受けていた

てか何故ここにいるんだ…


…いや、それよりも。あれは助けた方が
いい…よね?と悩み、私は飛び出した
あなた

あ!グルッペン!こんな所にいたんだ〜!

あなた

もう探したよ?

あなた

ん?その方は?



ニコッと、あまり不自然にならないように
微妙なスマイルを浮かべる
グルッペンの方をちらりと見ると目を丸くしている


男の人は連れがいるとは思わなかったのか
少し動揺していたがめげずに話出そうとする



…が、それをグルッペンに阻止された
グルッペン
グルッペン
‪w…いや。俳優?ってのには興味はないな
グルッペン
グルッペン
もしかしたら面白いのかもしれないが
俺は何も知らないので断らせて
もらうことにするゾ
グルッペン
グルッペン
じゃぁな!名も知らぬやつ!
次会ったら名乗ってから話しかけろよー



…これは、世間知らず過ぎると言うか


なんというか…………






私が呆れているとグルッペンが口を開いた
グルッペン
グルッペン
いやぁ、正直ウザかったんだ
グルッペン
グルッペン
ありがとう
グルッペン
グルッペン
…で
グルッペン
グルッペン
なんだが
グルッペン
グルッペン
………ここはどこだ?


そんなことだろうと思った…と思いつつ
彼を見ると純粋な目だろうか。キラキラと
している…そんな彼を見て私は溜息を着くと
あなた

どうせその感じじゃ…何も知らないですよね?

あなた

やっぱり

グルッペン
グルッペン
うーん…ま、そうだな
あなた

分かりましたよ

あなた

ついてきてください

あなた

一先ず私の家へ案内します

グルッペン
グルッペン
おぉ!ありがとう!
グルッペン
グルッペン
………ありがたいんだが…あの
グルッペン
グルッペン
トントンを見なかったか?


なぜこの人たちは団体行動とやらが
出来ないのだろうか…と、もう一度溜息を着く
あなた

ロボロ達に連絡入れて探しといて
貰いますよ…

グルッペン
グルッペン
何から何まですまないな!
あなた

本当ですよ



そう言うと彼を連れて私は歩き出す


…彼の話していた話は本当なのか
嘘なのか。それは何も分からない


でも、まぁ…何か楽しいことが起きるような
気がするのは…私だけだろうか










そして、歩き続けて数十分

家へ着くとおかえりーと母の声がする



そして玄関まで来て、グルッペンを見た瞬間の
第一声が………『カッコイイ…!!』



なのであった



続く

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