ミンユンギ先生は自己紹介をし、プリントなどが配られ後はもう帰っていいぞーと教室を出ていった
あまりにも雑すぎてこれからが心配になった
ただ、そう思っていたのは私だけらしくほかの女の子達はみんなユンギ先生の元へ群がっていた
なんだあれ。
JK「俺ら3年なのに新任が担任とか心配なんだけど」
さりげなく韻を踏むな。
『んねー。私、将来まだ悩んでるのに大丈夫か不安になってきた』
JK「ニートになるかもな」
『そういうジョングクこそどうすんのさ。』
JK「俺はヒョンの店を継ぐよ」
グクのお兄さんは花屋を経営している。若いのにすごいなぁと思う
『私が困ったらそこで働かせて』
JK「すぐに花を枯らすのに?ㅎ」
『まだ根に持ってるの?私がグクの花を枯らしたこと』
JK「別にー?」
『ごめんって。』
JK「いや、まじでなんも思ってないよ」
『ふーん。ならいいけど』
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グクと教室を出ると廊下にはユンギ先生を中心に人だかりができていた
JK「お前も行ってこれば?」
『別に興味無い』
JK「あ。ソクジン先生だ」
『え!嘘!?』
グクの視線の先には男子生徒と話しているソクジン先生がいた
JK「行ってこれば?」
『いや……いい』
JK「へー珍しいな」
『私は二人きりで話したいからネ!』
JK「なんだそれ。ㅎㅎ」
めんどくさい女ーなんて言いながら階段を下りるグクの後を追う
最後の高校生活はソクジン先生が担任が良かったのに。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!