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2018/07/16

第11話

中学11
ーーー次の日ーーー



じんたんは、いつものように迎えにきてはくれなかった。


放課後になっても、いつもの"テオくーん"と呼ぶ声がない……


俺の初恋は、ずっとずっと前からじんたんで、気づいたその日に終わってしまった。





かなちゃん
テオくん、一緒に帰ろー。
昨日から付き合っているかなちゃんは、俺が長年気付かなかった初恋を、たった2日で見抜いてたのだ。

やっぱ女の子ってすげぇ……
テオくん
俺、好きな人いたよ。
かなちゃん。
かなちゃんは、驚くこともなく、コクリと頷く。
テオくん
俺、最低なことしちゃった。
もう、合わす顔がない……
落ち込んでる俺に、かなちゃんはそっと、手を繋いでくれた。

かなちゃん
テオくん、私がいるから。
もう、忘れなよ。ね?
ぎゅっと握ってくる小さな手を俺は握り返した。

俺はこれ以上、じんたんに嫌な思いをさせないように………
いや、自分が傷つかないように、かなちゃんの好意を利用して逃げたのだ。


たった2日で俺たちの長い友情と、俺の長い初恋は終わってしまった。
それはあまりにも辛く、考えることすら、俺は放棄してしまったのだ………






それから、俺とじんたんは同じクラスになることなく、中学校3年間があっという間にすぎた。

3年間の間に、いやでもじんたんが目に入った。
俺らとは違う系統のグループだが、数人で遊んでいるところもよく見かけた。

みやかわとも相変わらず仲良しで、その度に俺は胸が痛んだ。


隣同士のため、じんたんと友達の話し声が聞こえることもよくあった。

じんたんの声を聞くたびに、涙が溢れそうになり、俺はあまり家に帰らなくなり、自然と悪い仲間達とつるむようになっていた。

それでも俺のじんたんへの気持ちが消えることはなかった。

あの日、じんたんとしたキスを思い出しながら一人で処理をしてしまい、罪悪感に襲われる日々を送った。

ここにいたら、嫌でもじんたんを思い出す…


俺はじんたんを忘れるべく、東京の高校に進学する決心をした。












続く