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2020/08/31

第24話

高校生4
じんたん
何で……
なんで、いるんだよ………
絞り出したかのような声。

じんたんも、保健室の先生と話していた俺の声に気づいていたんだ。


テオくん
じんたん………


中学のとき、何度も謝ろうとして練習した言葉が、中々出てこない。

面と向かって謝まれる機会、今しかないのに………


神様がくれたチャンスなのに……
じんたん
テオくん… 
ごめんね……
テオくん

な、何でじんたんが謝るんだよ?!
言葉にしたつもりが、声に出ない。
じんたん
あの時、キスぐらいで、怒ってビンタして…
いきなりだったからビックリしちゃってさ……ハハッ…

その後も、避けたりしちゃって…
ご、めんね………

震えながら、涙を溜めて言葉を絞りだすじんたん。
テオくん
違う、違うよ、じんたん!
悪いのは俺なんだよ…


あの日、俺は嫉妬して…
力任せに…


本当にごめん!!
ずっと、謝りたかったんだ!
じんたんの肩を掴み頭を下げる。

じんたん
俺も、謝りたかった…
ずっと……

ごめんなさい。
じんたんが何について謝っているのか、さっぱり分からない。

悪いのは、嫉妬して無理矢理キスをした俺なのに…
テオくん
じんたんは無理矢理、キスされたんだから怒るの当たり前だよ。
お願いだから、謝らないで……
泣かないで……

そんなに、泣くと抱きしめたくなる

また、キスしたくなるだろ……


じんたん
ち、がっ…
俺が怒ったのは…
キスされたからじゃなく、て…

彼女の練習台って言われたのが…辛くて…
テオくん
え…………

そうだ、俺あの時、じんたんに練習台になってって言ってキスしたんだ…

最低だ……

俺はじんたんに自分の気持ちすら伝えずに…



でも、この気持ち伝えていいのだろうか。

せっかく謝ることができたのに、自分の気持ちさえ隠しておけば、もしかしたら前みたいに友達に戻れるかもしれない。



いや、でも俺は友達じゃ、嫌だ!





テオくん
あのさっ!
じんたん
あのさっ!


言葉が重なる。
じんたん
先、どうぞ!
テオくん
いや、じんたんが先言ってよ!
じんたん
大したことじゃないから!テオくんが先言って!!
テオくん
何でだよ!気になるじゃん!!
じんたん
だーかーら、先にテオくんが話して!

お互いが譲らない。


俺はつい笑みが溢れる。  
じんたん
何、笑ってんの?
テオくん
いや、ごめん笑

じんたん、変わってねーなーって思って。
嬉しくて。
じんたん
テオくんだって変わってないよ。
テオくん
そう…?

俺はだいぶ変わったよ。

じんたんと話せなくなって、何もかもどうでもいいって思ってた。




ーーーギシィ


じんたんが、座ってるベッドに膝を乗せる。


テオくん
じんたん…

俺、じんたんが好き。
じんたん
ふぇ?!!?
じんたんの頬に手を触れる。


あったけー……

あの時は、嫉妬と焦りでじんたんの表情も体温も感じてなかった。


テオくん
キス、したい。
他の誰でもない。
………じんと、キスしたい。
じんたん
な、なんで……?

……また興味本位とか?
テオくん
違うよ。
じんが好きだから。

初めてキスした時も。
じんとキスする為の口実に練習って言っただけ。
じんたん
な、なにそれ……
テオくん
今度はちゃんと告白したよ。


まぁ、男から言われても気持ち悪いだけか……

もう、無理にキスしたりはしない。

気持ちを伝えられただけで十分だ。


じんたんの頬に触れてた手をそっと引っ込めようとしたーーー



グイッ


テオくん
ぅわッ?!
じんたんの頬から手が離れる前に、腕を掴まれ、俺はバランスを崩した。


ベットの上でじんたんに覆いかぶさる。

下には、俺の腕を引っ張り、俺を見上げるじんたん。


そして胸ぐらを掴まれる。


え、まさか、またビンタ?!?!


俺は歯を食いしばったーーー






じんたん
ちゅっ
テオくん
………え?
一瞬、唇に何かが触れた。

目を開けると、真っ赤になってるじんたん。


俺もつられて、顔が赤くなる。
じんたん
そうゆうことだから!
テオくん
え、待って!
どうゆうこと?!
じんたん
もう、お腹痛いの治った!
教室戻ろう!
テオくん
ちょっと、じんたん!

ベットから立ち上がり、スタスタと歩くじんたんの背中を追いかける。


その姿が夢と重なるーーー
テオくん
待ってよ、じんたんっ
俺の必死な声にじんたんが足を止め、振り返る。

そして、真っ赤な顔で俺を見る。
じんたん
お、俺もテオくんが好きってこと!!!

言わせんな!と言わんばかりの顔で俺を見てくるじんたんに愛しさが込み上げてくる。


テオくん
なぁ……
このままサボんない?笑
じんたん
バッカ!初日からサボんないよ!
ほら、行くよ!!


何年かぶりにじんたんの隣を歩くーー


中学生時代には、並んで歩けなかったら廊下。

遠くからじんたんの姿を見つけては、胸が苦しくなっていた。



テオくん
ねぇ、じんたん、俺ら本当に結婚しようね。
じんたん
ふふっ。約束だからね!



これからは、ずっと一緒だ。
















終わり
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書いた感想。
高校生編、みや、出すの忘れたw