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小説
ファンタジー
幻想郷
退屈な昔
――――知りたい?
...っ!!
意味ありなげな笑みを浮かべると、蒼凰は生唾を飲んだ。
...冗談だよ。
はぁ?急に真面目そうな顔でビックリするだろう!
ごめんね。...私ね、外の世界を見てみたかったの。発想が子どもぽっいでしょう?
だけど外から出ることが許されなかった。1度でもいいから大地に踏み、晴空を見て、色んな体験をしてみたかったの。
ぽつりぽつりと語る輝天萌。蒼凰はその言葉を黙って聞いた。
...。
退屈だったの。みんなと同じ景色を見て、毎日同じ事を繰り返してつまらなかった。
だけどね、蒼凰から手紙をくれた時初めて外へ行くことを許してもらえたの。
"旅は大変だったけど色んな経験して楽しかった"
そう言うと輝天萌は夜空を見上げた。
――なぁ、もう1つ聞いていいか?
ん?
輝天萌って――
"お嬢様なのか?"
え?
まさか。こんなめんどくさがり屋のお嬢様がいると思う?
ふっ。だよなー
だよなーってちょっとぐらい否定してくれたっていいじゃん!
悪い悪い
先ほどまで流れていた空気とは違い、穏やかなものが流れた。
(蒼凰、もしかして―――)
気づいたかもしれない。しんみりとした話をしていたせいか、周りの空気が暗くなっていた。
...ありがと
その流れを変えたのか分からないが蒼凰に感謝した。
話、聞いてくれて
どういたしまして。オレは輝天萌の味方だからいつでも話せ。いくらでも聞いてやるから。な?
また蒼凰の言葉が輝天萌を狂わせる。
うん、ありがとう
輝天萌は照れながら蒼凰にお礼を言った。
葉島 理雨
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依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!