忘れてた…今日は日曜日だった!!しかも、今日はただの日曜じゃない…この2人とお出かけする約束をしている日曜日だったんだ!!(?)
慌てて時計を見ると、出発予定時間の30分前だった。
そう言ってすぐにベッドから出た私は、すぐに髪の毛をとかして整える。今日はもう時間が無いからアイロンはかけられないなぁ…しょうがない、結んで行こう。
ジョルノがくれたてんとう虫の飾りが付いているゴムを手に取って、素早く髪の毛を結んだ。髪の毛を結ぶくらいならすぐ出来るよ!
髪の毛を整えた後はクローゼットに駆け寄り、半ば乱暴にドアを開けた。何を着ていこう…何を着ていこう!?
確か今日行く場所はショッピングモールだよね!?2人ともそう言う場所好まなさそうなのに誘って来たからビックリした記憶あるよ!?
ショッピングモール行くってことだから…まあある程度動きやすい服の方が良いよね〜…。う〜ん、動きやすい服、動きやすい服…。
これにしようと決めた服を手に取ってポンポンとベッドの上に放り投げた。動きやすい服ってことで、無難なこの服にしようと決めたのである。
まあこのシャツもスカートもDIO様からいただいたものだなんて言えないんですけど((()))
ふと後ろを見ると、2人ともニコニコしながら私を見ている。
それ、信用して良いんですか?と聞きたくなったがグッと堪え、着替え始めた。怖いので時々後ろをチラチラ見ながら着替える。
まさかとは思うが、2人はこっちを振り返って見るようなことはしなかった。良かった良かった、これで安心して着替えられ……
★
今一瞬変な感覚がした。そしてすぐ気付いた。私の手にさっきまで掴まれていたはずのスカートが無く、何故かそれを履いていることに。
何でだろう?私まだスカート履いてなかったはずなんだけど…。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。