この人に声掛けられるのはいつも不意だったり
唐突な時が多いせいか
凄くドキドキする
彼は必死の形相だった
普段の整った顔の形が少々歪み
私に怒りを向けているかのような表情
ちょっと怖くなった。
おかしい、
第一私はみんなから見えないようにした
それに藤井くんはずっと前見て…
そっか、
藤井くん 専科の合宿
強制参加だったんだっけ…
何でちょっと喜んでるの、
いい加減気持ち悪いよ自分…
藤井くんと話せるから?
勉強できるから?
そうだ、教えて貰えるからだよ
私は周りから
表情が顔に出てるね〜とか言われてきたから
ちょっと新鮮な気持ちになった。
藤井くんはいつの間にか、いつものかっこいい顔に戻った。
ぐさぁぁぁっ!!と効果音がつくほど
私はうたれた気分になった。
他愛のない会話をしながら、私達は教室へ戻った。
何故か、クラスが離れていることが急に悲しくなった。
私はぶっちゃけラーメン嫌いだけど、
瀬戸屋のラーメンは美味しいと、学校の登校中に聞いたことがある。
だから私も食べれるかも…!
そう言う期待を胸に、HRを受けた。
In 瀬戸屋
みんなどんどん食べていく。
昔から食べるのが遅かった私にとっては少し怖いけど、友達の家てのもあって気楽に食べ始めることができた。
彼の気遣いに、申し訳なさと
少しの嬉しさを覚えた。
「ゆっくりでいいからな」なんて
あまり言われなかったから
この2人のコンビはいつも面白い
美男美女って感じがして凄い憧れ…なのかな
もうすぐ合宿も始まるし、
私も頑張らないと
何を頑張るのか、そろそろ明確にしていく
それがしばらくの課題になりそう。
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閲覧ありがとうございます!
最近スランプ😵💫
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。