私は後日引っ越してきて、
今は和くんと一緒に住んでるって状況。
んで、今日は私も和くんも休み。
だから2人での〜んびり…
しようかなぁって思ってたけど、
せっかくの休日だし、どっか出掛けたいなぁ…
と思ったので和くんに聞いてみると、予想通り…
と返ってきた。
それもそうか。和くんはゲーマーだからねぇ…
それにゲーム実況者としても活躍してる。
↑この小説内の設定です。by作者
だから結構休みの日でも和くんはいろんな意味で忙しい。
まぁ、家でのんびりすんのもいっかぁ〜って思ったんで、
和くんのそばでゲーム実況してるのを見てよ〜っと!
(実況してるのはマリメです)
って感じで、たまにマリ男が死ぬから
ああぁぁぁ!って言ったり、何であそこでミスるかな?
とか言ったりしててとっても可愛い和くんを
見ていたんだけど、途中からその原因を私のせいにしはじめたの!
なんてことをサラッと言えてしまう和くんは
やっぱりある意味すごいと思う。
そしてゲーム実況が終わって、
和くんのチャンネルからさっきアップした動画の
コメ欄を見ていると、
『彼女さんいるんだ〜!』
『彼女さん大切にされてるんですね!』
とかまではいい。
さっき和くんが写真で見せてあげたいくらいって
言ったせいでこんなコメントもあった。
『彼女さんの写真見せて欲しいです!』
とか、
『彼女さんの顔見てみたいです!』
とかいろいろ私の顔が見てみたいという
視聴者の方々が沢山いた。
けど、声だけならいいかもしれん。
けど、そしたら、顔が見たいって言う人が
また続出する。
和くんはもう皆さんに顔出しはしている。
マスクも何も付けないで。
だから、チャンネル登録してる人はほぼ女性。
だから別に顔出ししてもいっかなぁ…
なんて思う自分もいる。
だからもし、どうしても出て欲しいと言われたら、
エンディングの部分だけに出てあげることにする。
やっぱり…
ホントにあなた何歳なんですか?
幼稚園児以上の可愛さだよこれ。
でも、和は私がこれに弱いのを知っていて
やっていることだ。
そう上手くは引っ掛からないぞ!
違うんかい!
そこは本気で結婚して下さいって
言うとこでしょ!
てか、もうこの際開き直るか…
なんだその文面にしたら
変な顔文字になりそうな顔は笑
と、自分の隣を叩いた。
彼の隣に行くと、何故か立ち上がり
どこに行くのかと思えば、私を後ろから包むように
抱きしめ、座った。
いや、なんのってことも無いかと…
って感じで彼は楽しそうに
マリカの説明をすると共に
特別レッスン(?)をしてくれた。
その日は、そのマリカの説明などで終わった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!