『待って……好きな人って…』
る「あーもー……言うつもりはなかったんですけど…」
る「改めて、言わせてください」
そう言ってるぅとくんは私からそっと体を離した
る「好きです」
る「あなたちゃんのことが好きなんです」
『え………』
―次の日―
いやいやいやいや、全く眠れなかったんですが…!
待って待って、るぅとくんが私の事を好き……?
『え、え?』
り「おはよ、あなたちゃん」
『おはよ、莉犬くん』
り「どしたの隈できてるじゃん」
『うん、まぁちょっとね』
り「なんかあったら相談しなよ?」
『うんありg』
り「ころちゃんにね笑」
『あ、ころちゃんか笑』
り「そうそう〜w」
『んでも、ころちゃんには相談できないよ…』
り「ん?なんで??」
『ころちゃん彼女いるし』
り「えっそうなの?!?!」
り「あ、るぅちゃんおはよー!ねぇねぇころちゃんに彼女いたこと知ってた?!」
る「えっそうなんですか?!」
り「あっやっぱりるぅちゃんも知らないよね!?」
る「あなたちゃん、おはよ」
『えっあ、うん、おはよ…』
り「どした?なんかあったの?」
る「ううん?何も無いよ?」
り「そっか!」
ぐ………そんなに分かりやすかったかな私…
ちょっと動揺したとは思うけど…()
まぁ大丈夫っしょ!
その後…結構るぅとくんと私がギクシャクしてて何回か心配された()
まぁそんなこんなで昼休み
『あれ?るぅとくんは今日居ないの?』
な「うんなんか違う子と食べるって」
え、絶対私じゃん……()
ジ「なぁ聞いてもええ?」
『うん?』
さ「え聞くの?」
り「勿論、だってモヤモヤするの嫌だもん」
な「いやいやそっとしてあげとこうよ」
ジ「ええー?だって俺気になんねんもん」
さ「それでもさ…」
『?
私への質問とかだったら大体答えるよ?』
な「あちゃー」
ジ「じゃあ聞かせてもらう!」
『ばっちこい!』
さ「大丈夫かぁー?」
り「ぶっちゃけ!!」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。