第25話

❤️‍🔥
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2022/10/12 06:03






と、言うわけで………
放課後、スビンくんのお家に案内してもらいました。



今は幸いお客さんの少ない時間帯のようです。


家からそこまで遠くもなく、学校帰りに
寄ってから帰ることもできそうです。



『ようこそ、君がバイト志望の子?』


と、優しそうなスビンくんのお父さん。

「は、はいっ…」


『よかったよ、最近嬉しいことに繁盛してきて、
人手も足りなくなってきていたんだ』


『とりあえず、スビンの友達みたいだから
1杯サービスしよう。』



『そこのお友達にもね。』



と、私の後ろにいたヨンジュンくんも指さしました。


🐰『やー…ついてこなくていいって言ったのに…』

🦊『だってっ、委員長が働く場所になるんだろ?』
🦊『変なとこだったら委員長が可哀想だろ!』


🐰『失礼な!!』



『ははは、じゃあ僕の煎れたコーヒーでも
飲んでもらおうかな』



▧ ▦ ▤ ▥ ▧ ▦ ▤ ▥ ▧ ▦ ▤ ▥ ▧ ▦ ▤ ▥ ▧ ▦ ▤ ▥ ▧ ▦ ▤ ▥




「お、美味しい……!!」


お席に案内してもらって、
サービスでスビンくんのお父さんが
ココアを入れてくれました。


『そりゃよかった。』

『昔、趣味でバリスタの資格を勉強していてね。
こうやって自分のお店を出すのも夢だったんだ』


スビンくんのお父さんのココアは、
温かくて、甘すぎずそれでもチョコレートの
いい所を全て引き出しているかのような味でした。


🦊『………うま』


ヨンジュンくんはコーヒーをもらっていました。

🐰『ほら!言っただろ!!』



『あなたさん、どう??』
『ここで働いてみるかい??』


と、スビンくんのお父さんが
優しく聞いてくれます。
 



「………はい!!」



「お、お願いします!!」

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