「え、」
そ、そんなの、………
「そんなのダメだよ、危なそうだし……」
よくわからないけど、ホストって
女の人を貢がせるやつ…だよね、?
そんなの、まだ中学生のテヒョンに
させるわけにはいきません。
🐿『僕が接客するわけじゃないよ。
ただ、外に出てお客さんを集めるだけ』
🐿『これしかないの。ヌナ、いいでしょ?』
「で、でもっ……」
モゴモゴと私が迷っていると、
🐿『ヌナ。僕はもう子供じゃないの』
がっ、と私の手を強く掴まれた。
「へっ、」
🐿『ヌナだけに苦労させるわけにはいかないんだよ』
🐿『僕はヌナが1番大切なんだから。』
「て、てひょ、……………」
🐿『ヌナは昔から僕を子供扱いして、
僕のために一人で突っ走っちゃう人だったけど』
🐿『もっと僕を頼ってよ、』
🐿『僕、もうオトナの男なんだからね?』
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!