今日は午後から重要な会議がある
場所は私の会社ではなくて、
近くの別の会社に行ってやるらしい
この暑い中行きたくないけど...
仕事だからやるしかない...
私はそんなことを思いながら
会議に出席する課長や同僚などと一緒に
その会社へ向かった
私達はこの会社の人についていきながら
会社の中へ入っていった
午後になり、会議が始まる時間になった
私たち会社の人たちも静かに席に座っている
あー...ここから長い会議が始まるのか...
私は早速寝そうになりながらも
なんとかついていく決心をした
そんなことを考えていると
さっそくプレゼン担当の方から挨拶があった
そこで私たち会社の同僚から笑い声が上がる
...待って、この人...
どこかで見たような顔...
私はそれから会議どころではなく
エスクプスさんが誰だか思い出すことに
集中することになった
会議が終わり、
私達は会社へ戻ることになった
しかし
私たち社員は
ここぞとばかりに飲みに出て行った
私は.....
どうしようと思い周りを見渡すと
エスクプスさんがこちらを見ていることに気がついた
私もエスクプスさんを見ると、
こちらに近づいてくる
私は同じことを思っていてくれたことに
とても嬉しかった
でも本当にどこで見たんだろう...?
すると私の携帯が鳴る
私が携帯を見ると
姉からだった
【電話】
向こうにそのお兄さんがいることが分かる
お姉ちゃんの彼氏さんの弟...?
私は曖昧に返事をした
.....ちょっとタイプだったから
私が電話を切ると
エスクプスさんが目に入った
私はさっきの姉の言葉を気にして
ちゃんとエスクプスさんを見れない
分かってからは私たちの会話が弾んで
そのあと自然にご飯に行く流れになった
最近はめっきり男性となんかご飯食べてなかったし
私はすごく楽しみだった
それに...私がちょっとだけタイプかもって思ったのは
エスクプスさんには内緒...
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。