第7話

ウジ × You
5,626
2019/05/11 02:50
あなた

はぁ… 遅い

夜の12時



ウジの帰りが遅すぎる



いつもは夜ご飯前に帰ってくるのに



夜ご飯の時間なんてとっくに過ぎている
あなた

もう諦めて寝ようかな…

私がそうつぶやくと






ガチャ
玄関のドアが開く音がした
あなた

……ウジ!!

私はウジが帰ってきて嬉しかったけど



心を鬼にして



玄関まで迎えにいくのをやめた
すると
ウジ
ウジ
あなた〜
ウジが私を呼んでいる
あなた

……なにー

私は塩対応を決め込もうと思って



わざと冷たく当たった
ウジ
ウジ
来て〜
私はその瞬間なにかがおかしいと思った







いつもは私が玄関まで出迎えに行っても



何も言わずに上がってくるのに



なんで今日はこんなに私を呼ぶの??

私はそれが気になって



いつしか塩対応をやめて玄関に行っていた
あなた

なんでー?来たけど…

玄関に行くとウジが靴も脱がずに立っていた
ウジ
ウジ
ん〜 あなた〜
私がウジの近くに行くと



靴を脱いで腰に手を回してきた
あなた

えっ!?ちょ、なになに!?

いつもだったらこんなことはありえない



私がいくらハグとか求めても



塩対応で返されるだけ



なんでだ…?
ウジ
ウジ
眠い〜
ウジが私にくっついたまま



リビングのソファまで移動して



そこにウジを寝かせた



その時









待った、わかったかもしれない…



ウジを寝かせる時少し匂いがした


















そう、お酒の匂いが…

















なるほど、酔ってるのか
ウジ
ウジ
喉乾いた〜
あなた

はいはい

私はとりあえず早く寝かせるべきだと思い



言われたことに従った
ウジ
ウジ
…待って、行かないで
私が水を取りに行こうとすると



私の手を掴んで離してくれない
あなた

え!?だって喉乾いたんでしょ…?

ウジ
ウジ
もう収まった
どーいうこと!?!?



私はウジの言動にいちいち驚きながら



結局ベットまで運んだ









あなた

じゃあ私も寝るから

あなた

おやすみー

私もとりあえず眠かったし



ウジのことは寝ればなんとかなるだろうと思って



ベットに寝かせたまま放っておくことにした













すると
ウジ
ウジ
なんか寒いー
そう言って私のベットに侵入してきた
あなた

え!?私は寒くないよ!?

さらに私の方に寄ってきた
あなた

え、ちょっと近い…

私が反対側に逃げようとすると
ガシッ
ウジが私の手を掴んでいた
ウジ
ウジ
寒いからぎゅーして?
私はウジのせいでなかなか眠れなかった


























次の日
朝になって、私が起きると



ベットには私1人
あなた

……もう起きてるってこと?

私がリビングに行くと



そこには朝食がもう出来上がっていた



いつもは絶対作らないのに…!
ウジ
ウジ
あ、おはよう
あなた

お、おはよう…






私たちは朝食を食べて



ウジが仕事に行く時間になった




















ウジ
ウジ
昨日のことなんだけど…さ
あなた

……え

まさか自分から昨日のことを話してくるとは



思ってもみなかった
ウジ
ウジ
……何もしてないよね……?
私は確認するような言い方に



少し意地悪してやりたくなった
あなた

昨日?

あなた

昨日は… ウジがすごく積極的だったよね?

あなた

いつもはそんなことしないのに…

ウジ
ウジ
……!!!
ウジは驚いて赤面している



……可愛いな、もう
ウジ
ウジ
……行ってきます
そのままの顔で行こうとするウジ
あなた

顔赤いけど大丈夫ー?

私がわざとそう聞くと
ウジ
ウジ
……う、うるさいっ /////
さらに赤面して家を出て行った

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