第10話

ドギョム × You
5,110
2019/05/14 09:41
今日は私の誕生日



私は彼氏のドギョムと一緒に



今日1日デートに出かけている
あなた

はぁ… ちょっと疲れたな…

ドギョム
ドギョム
……大丈夫?
あなた

…あ、うん!大丈夫だよ!

ドギョム
ドギョム
うん、大丈夫じゃないよね?
ドギョム
ドギョム
とりあえずそこのカフェ入ろう
私が疲れたなーって思ってる時は



言わなくても分かってくれるドギョム



本当に優しくて私は嬉しくなる
ドギョム
ドギョム
なにか頼もうか
ドギョム
ドギョム
何がいい?
あなた

うーん… カフェオレで

ドギョム
ドギョム
わかった、注文してくるね
そう言い残して彼は店員さんの元へ向かった



私は何気なくスマホをいじっていたが、



なかなか帰ってこなかったから彼を目で探した



すると



女性店員さんと何やら楽しそうに



話していた……






…せっかく今日誕生日なのに



こんな場面見たくなかった



私は目を背けるとまたスマホをいじった
ドギョム
ドギョム
ちょっと手間取ったから遅くなった😅
ドギョム
ドギョム
ごめんね😅
飲み物を持ってこちらに向かってくる彼



私はさっきの光景が頭から離れない
あなた

……ありがと

いつになく冷たくなってしまったのは



嫉妬、してしまったからだろうか…
ドギョム
ドギョム
そっちのも飲ませて〜?
私の気分を払拭するように



彼は私によく話しかけてきた
あなた

…あ、うん、いいよ

明らかにテンションが低くなっている私



気がついていないわけがないと思うけど…
すると そこへ
スングァン
スングァン
ドギョムオッパ!ケーキ食べる?
ドギョム
ドギョム
え、いいの?
ドギョム
ドギョム
じゃあお願いしようかな?
スングァン
スングァン
はーい
さっきの女性店員さんが



私たちのテーブルに来てドギョムと話している



しかも「オッパ」呼び…??
私の中で何かが吹っ切れた
あなた

…あのさ、ドギョム

ドギョム
ドギョム
ん〜?
あなた

本当にごめんなんだけど

あなた

今日はもう帰るね

ドギョム
ドギョム
え?なんで??
あなた

ちょっと用事思い出したの…

ドギョム
ドギョム
え、うそでしょ??
あなた

うそじゃない

あなた

じゃあね

私はそう言い捨てて



大好きな彼をおいて1人 帰路についた














































しばらく歩いていると
ドギョム
ドギョム
待って!
後ろから彼の声がした
あなた

……ドギョム?

なんでこの時彼の名前を呼んでしまったんだろう…?
振り返るとそこには彼がいた



手にはケーキの入った箱が
その箱…



今見たくなかったな…
ドギョム
ドギョム
なんで帰るなんて言ったの?
あなた

…用事があるの

ドギョム
ドギョム
ここって家へ向かう道だよね?
ドギョム
ドギョム
用事って家で出来るなら一緒に帰ろうよ
あなた

え、ちょっと…

ドギョム
ドギョム
ね?ケーキももらってきたから
あなた

…そのケーキ、いらない

ドギョム
ドギョム
なんで?あなたの好きなショートケーキにしてもらったのに?
あなた

……え?

ドギョム
ドギョム
あなたに食べさせたくてもらったの
ドギョム
ドギョム
僕、チョコレートケーキの方が好きじゃん
あなた

…それは知ってるけど

あーあ、結局私は彼と帰ることになってしまう
ドギョム
ドギョム
あ、もしかして…
あなた

…なに?

ドギョム
ドギョム
僕がケーキのこと打ち合わせしてたせいで
ドギョム
ドギョム
女性店員さんと長く喋ってたのが
ドギョム
ドギョム
気に食わなかったの?
あなた

…そんなこと言ってない

ドギョム
ドギョム
ははぁ、絶対その顔はそういう顔だね
あなた

う、うるさいっ

ドギョム
ドギョム
とりあえず、一緒に家に帰ろ?
あなた

…うん

私はいつの間にか素直に頷いていた


























これだから…



彼を好きなのをやめられない

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