第23話

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2022/12/04 10:34
三上「ていうかなんで移動する時も梅原さんがおぶるんですかー!」

梅原「お前酒飲んでるだろ、転けてこいつにき怪我おわせるかもしんねーし」

三上「うっ……」

梅原「ほら、前見てあるかねーと電柱ぶつかんぞ」

三上「うぉっ、、あ、ありがとう、ございます」


ったくこれだから若者は
なんてじじいが言うセリフをアラサーが言うのもどうかと思うが。
明日腰やりそうだな。八木の体重が重い。そういう理由にしておこう
別に重くはない、むしろ軽い方か。
女性の体重にあれこれ言うと炎上しそうなのでこの辺で止めておこう


梅原「あそこか」


確かに女性が入りそうな居酒屋だ
酒とタバコ臭い、いかにも男性が入りそうな店ではなく一風オシャレな……なんだろう、港区の女性が入りそうな
知らんけど。


店員「何名様でしょうか?」

梅原「あ、いやこいつをこの店に届けに来たんですけど佐倉って人の席分かります?」


そういうと並ぶ時に自分の苗字を書く紙を見て続いて席の図に目をやった


店員「こちらの席ですね」

梅原「ありがとうございます」



佐倉「あ!やっときた!」

真礼「あ〜八木ちゃんだー」

梅原「あとはおまかせします」

水瀬「おまかせされました!笑」



ふぅ、ひと仕事終えた
あとは……

三上「俺達も飲み直しますか?」

梅原「却下」

こいつと飲むなんてまっぴらごめんだ
だる絡みしてきそうだし酔ったら絶対潰れて俺が家まで送り届けなきゃいけない未来見えてるし
それを回避するために飲みを断る


梅原「じゃーおきをつけて」

三上「はい!梅原さんも!」

梅原「へいへい」


お前が気をつけろ、この酔っ払いめ
なんて心の中で笑っていたら本当に小さい小さい段差で躓いてしまった。
俺としたことがかたじけねぇ
周りに誰も俺の事を見ていないか確認して歩き始めた

幸い三上は反対方向に歩き出していたため見られていない
不幸中の幸いと言ったところか
あいつに見られるのだけは勘弁


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