第100話

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3,352
2020/03/18 16:17



この香り。



私たちの家の香り。




ちょっと久しぶりで、




おじゃましますなんて言いそうになる。














シュア
シュア
入って
U
U
うん、、





リビングに着いたものの

自分たちの家なのに




「なにか飲む?」



のも言いずらくて





黙り込んでしまった。




お茶を入れるのは私の仕事だったのに。








シュア
シュア
コーヒーでも飲む?
U
U
お願い、、






テーブルに座り、




彼と話を始めた。







シュア
シュア
まず、、、浮気、、
疑ってるよね、、
U
U
でも、私もスニョンといるし、
人の事言えないから、、
シュア
シュア
でも、、これは夫婦の問題だから
ちゃんと話し合おう
U
U
わかった
U
U
シュアのシャツに赤いリップが
ついてたときからかな、、、
疑い始めたのは
U
U
寝てたら寝言に私の名前じゃない人が
出てきて、、その時は驚いた
U
U
あぁ、シュアも浮気、、するんだって
シュア
シュア
それは、、ごめん
シュア
シュア
取引先の社長の娘さんで
仲良くなって、、お酒の勢いで
帰ってこなかったりした
シュア
シュア
それは悪いと思ってる。
U
U
うん、、私も、、やけになって
飛び出して、スニョンのところに
行ってごめんなさい
シュア
シュア
でも、、あなたは僕が浮気
しちゃう前から、いつもと香りが
違ってた





いつのこと、、、、。







思い出そうとしてもわからない。










U
U
え、待って、まさか私の方が
先に浮気したとでも言いたいの、、、
シュア
シュア
そうゆう訳じゃなくて、
ちょっと疑ってたかもって、、
U
U
そっか、、だけど、私は
そんなことはしてないから
シュア
シュア
わかってる
シュア
シュア
で、、もうお互い離れた方がいい?
U
U
いや、どうしていいかわかんない、、
U
U
でも、シュアにはその社長の、、
娘さんがいるんでしょ?
シュア
シュア
そんな消去法みたいにあなたが
いないからその子にするって訳じゃないよ
U
U
今自分が大切に思っている
必要な人を選ぼう
U
U
そうしよう?
じゃなきゃ、、、
シュア
シュア
スニョンが待ってるんでしょ?
U
U
いや、、
シュア
シュア
そっか、あなたはもうスニョンが
好きなんだね
U
U
シュアは、、どう思ってるの
シュア
シュア
まだやり直せるなら、、
やり直したい
U
U
ッ、、、、
シュア
シュア
あなたのこと、
もう一度愛せるなら、、ね、
U
U
ちょっと考える
シュア
シュア
もう、、その、、
その女の人とはもう縁切ったから
シュア
シュア
あなた、、だけだから、、




今さらそんなこと言われても、、だ。








U
U
今日は帰る、、
シュア
シュア
ここが家なんだよ?
シュア
シュア
帰るって、、あぁ、そっか
シュア
シュア
やっぱりあなたの心は
もうそっちに行っちゃってたんだね
U
U
、、、、
シュア
シュア
でもよく考えて
U
U
わかってる、、、







家を出てから


スニョンの家に向かう間、







ーーーーーーーーーーーーーーーー

シュア
シュア
あなた、、だけだから、、


ーーーーーーーーーーーーーーーー



その言葉が脳にこびりついている。












U
U
ただいまぁ、、ッ、、、!





ドアを開けると


急に抱きしめられた。







ホシ
ホシ
よかったぁ、、
U
U
ん?
ホシ
ホシ
帰ってこなくなっちゃうのかと、、、
U
U
大丈夫だよㅎ
ホシ
ホシ
シュアとの話、聞いてもいい?
U
U
うん、、



いつか彼には話さなきゃいけないだろうと
思っていたから、




全てを話した。












ホシ
ホシ
そっか、、、
ホシ
ホシ
じゃあシュアは結局、、、
あなたが帰ってくるのを待ってるんだね
U
U
うん、、、
ホシ
ホシ
あなたは今、、いや、、
聞くのやめた、、
ホシ
ホシ
お風呂はいっておいで?
ホシ
ホシ
でたら一緒にビール飲もㅎㅎ









熱いお湯が




しみる。






傷なんてどこにもないのに。






胸の辺りが痛む。














U
U
あがったよ、、、
ホシ
ホシ
ビール、飲もう?
U
U
うんㅎㅎ


一気に飲むと気持ちが良くて、



お酒がどんどん進む。










ホシ
ホシ
あなたは俺のものだから
ホシ
ホシ
もうシュアには渡せないよ
ホシ
ホシ
ずっと一緒にいるって、、、
ホシ
ホシ
大切な人を離したくない、、
U
U
スニョン、、、







お酒を飲んでも



お互い




全然酔えなかった。




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