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ウォヌside
カランコロンッ
こんな昼前から誰だろう。
でも、すぐにわかった。
外からの空気とともに
店に入ってきたあの香り。
あなたさんだ。
今日はどんな花にしよう。
少し楽しみにしていると
.
この人が、、、
旦那さんか、、、。
悲しいってゆうのかな。
この気持ちは。
あなたさんの香りはあのときと違う。
爽やかな
マリーゴールドのような香り。
あの旦那は
彼女にそんな香りもさせるんだ。
羨ましかった。
持ってきた彼女の花束の中に
目立つ花が。
黄色いカーネーション。
彼が選んだんだろうな。
花言葉。
「嫉妬。」
笑えるね。
おもしろい。
end
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しゅあside
ウォヌさん?
そんなに親しい人なの?
店に入れば彼女の香りは
いつもとは違う
爽やかな香りになった。
嘘だろ。
もしかして、
出張に行ってる間に
あの男に惹かれたの、、、、?
唯一花言葉のわかる花。
黄色いカーネーション。
「嫉妬。」
あなたにはわからないと思うけど
伝わって欲しい
こんなに想っていると。
もどかしい。
ねぇ、あなた。
ほんとに僕のこと
好 き ?
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!