第32話

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2019/04/06 00:17



私は目を閉じた。



1、2、3、4、、、



目を開けると
目の前には、先輩がいる。



数えても、数えても、、

目を開ければ現実がある。



先輩は私のことが好きだったんだ。


香りが好き。
人として好き。


嬉しかった。


でも、
それを受け入れるわけにはいかないんだ




床に横たわったままの沈黙の中。


U
U
先輩、、
私には旦那さんがいます
ジフン
ジフン
知らない
U
U
先輩は
私の旦那さんではありません
ジフン
ジフン
わかってる、、

わかってるからッ、、




彼が歯を食いしばりながら

頬を涙が伝う姿。


ジフン
ジフン
でもッ、
あなたの事が好きなんだッ、!
私は、先輩を抱きしめた。


U
U
ごめんなさいッ
U
U
ごめんなさいッ、!
抱きしめながら、謝り続けた







多分高校のときに
伝えていてくれたら

現実は違ったはず、、、









「で も あ な た に は シ ュ ア が い る」




誰かにそう言われている気がして




我に返る。






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ジフンside



「ごめんなさい」



謝り続けるくせに

抱きしめてくる彼女には

申し訳なかった。


俺は自分勝手なやつだ。




でもな、あなた。








あなたに旦那がいようと





関係ないんだ。







奪いたい。







香りも。



あなたも。






そして、あなたの心も。




全てを俺のものにしたいんだ。








お願いだから、










そばにいてよ。






お前じゃないと、、









だめなんだ。



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