第70話

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4,383
2019/05/01 11:31
ホシ
ホシ
着いたよ
先に上がっといて



すぐに靴を脱ぎたかった。




そのまま玄関に崩れ落ちる。





痛い。


足も心も。




ホシ
ホシ
入ってていいのに
うわ、、、それ、、
靴ズレしてるじゃん
U
U
痛いッ
U
U
ッ、、痛いッ、、
ホシ
ホシ
ちょっとㅎ
痛けど泣かないのㅋㅋ
ホシ
ホシ
ほら立って
先にお風呂入っておいで
U
U
わかったッ、、、



リビングにスーツケースを広げ



着替えを持って



お風呂場に行く。






キレイな家。















お風呂場で一人。




嫌だ。




一人になると考えてしまう





早く出よう


キリキリと

足に痛みが入っていることさえも

忘れて



身体を洗った。







ホシ
ホシ
お、出た?
U
U
うん、、ありがと
ホシ
ホシ
はい、紅茶。


机の上に出された紅茶は

ふんわりと桃の香りがした。




U
U
ありがと


カップを持ち


口に運ぶ。



おいしい。



ホシ
ホシ
しゅあのことは
一日忘れて
ホシ
ホシ
明日になったら
会えるから大丈夫。
U
U
やだッ、、会いたくない
会えないよッ、、
ホシ
ホシ
大丈夫だから
ホシ
ホシ
ご飯食べよう
何食べたい?
U
U
ん、、、ない、、、
ホシ
ホシ
も〜
しっかり食べないといけないでしょ?



優しい



心配してくれる




そんなスニョンは




私のことが好き。




U
U
スニョンが食べたいのでいいよ
ホシ
ホシ
じゃあ〜
ホシ
ホシ
卵焼き
U
U
え?
ホシ
ホシ
高校のときのあなたの
弁当に入ってた卵焼き食べたい
U
U
あれ、いつもスニョアが
私の卵焼きつまんでたじゃんㅎ
ホシ
ホシ
今食べたくなったㅎ
作って?
U
U
いいよ


うちの卵焼きは



甘い。



砂糖を入れて


外側はこんがり焼くの。





キッチンに向かい



卵をボールに割って



砂糖を入れ


かき混ぜる。








━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━





シュア
シュア
何作ってるの?
シュア
シュア
あ、この香りは
シュア
シュア
卵焼き?
U
U
そうㅎ
急に食べたくなったんだよね〜
シュア
シュア
やった
僕も食べたいㅎ
U
U
もちろんㅎ
一緒に食べよ?



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



記憶がよみがえる。




そんな時もあったなぁ、、。




U
U
スニョア
U
U
味見する?
ホシ
ホシ
いいの?
U
U
いいよ


少しこんがりと焼き色の着いた


卵焼きをまな板の上にのせ


端っこを少し切り落として


彼の口に運ぶ



U
U
どう?
ホシ
ホシ
おいしい
ホシ
ホシ
あの時と同じ味
U
U
ならよかったㅎ
ホシ
ホシ
あ〜!
あの時から
ホシ
ホシ
あなたのこと、
好きだったなぁ〜ㅋㅋ
U
U
私も多分その頃、
U
U
スニョンの事
U
U
好きだったよ?
ホシ
ホシ
うん、、
知ってた
U
U
え?知ってたの?
ホシ
ホシ
しゅあに取られたㅎ
ホシ
ホシ
俺がもうちょっと
早く言っとけばよかった



そう言って


また卵焼きをつまむ。



U
U
ご飯のなくなっちゃう、、!
ホシ
ホシ
ごめんごめん
おいしいからㅋ
ホシ
ホシ
もう一品、、食べたい
U
U
よし、作ろっか




お肉たっぷりの



野菜炒め。




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