第71話

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4,347
2019/05/01 11:31


テーブルに持って行って



お皿を並べる


ホシ
ホシ
いただきまーす
U
U
いただきます


大きなひとくち。





ホシ
ホシ
ん、おいしい
ホシ
ホシ
やっぱり、料理上手だな
U
U
ほんと?
よかった



スニョンは


私が思い出さないように



会話が止まることなく



たくさん話してくれた。







ホシ
ホシ
ごちそうさまでした
ホシ
ホシ
お腹いっぱい
U
U
ごちそうさまでした
U
U
お皿洗ってるから
お風呂入ってきたら?
ホシ
ホシ
いいよ
一緒に洗うよ




流しの前に二人ならんで


私が洗って



彼がすすぐ。



ホシ
ホシ
調理実習みたいㅎㅎ
U
U
私も思ったㅎ
U
U
スニョア、、ありがと
ホシ
ホシ
なにが?
U
U
んー、いろいろ
U
U
いつもスニョンが助けてくれる



カチャンッ



食器乾燥機に重ねた食器が


傾く。



スニョンの手は止まる


ホシ
ホシ
もう助けてもらうことがないように
ホシ
ホシ
俺のところに来る?



今でもドキリとしてしまう瞳。




でも嘘ってわかってる。


U
U
そうしようかな、、ㅋㅋ
ホシ
ホシ
冗談じゃないよ?
U
U
えっ?
ホシ
ホシ
もう、泣いてる顔みると
腹立つんだよね
ホシ
ホシ
俺ならそんな思いさせない
U
U
私といるとそんな思いしちゃうよ
U
U
この変な香りがあるからね
ホシ
ホシ
その香りは全然変じゃない
ホシ
ホシ
好きな香りだから
U
U
そう?
ホシ
ホシ
そうだよ



また手を動かし始める。




最後のお皿を彼がすすいだ。


U
U
終わった終わった
U
U
お風呂いっておいで?
ホシ
ホシ
うん、そうする
ホシ
ホシ
冷蔵庫にビールあるから
飲んで
U
U
ありがと


彼がお風呂に行ってから


ソファーに座り


テレビをつける。



映像は見えても音が、声が入ってこない。


ビール、、。

飲もうかな 、手を伸ばし

ビールを取り、冷蔵庫の前で飲む。


U
U
わ〜
おいしい。
ホシ
ホシ
俺にもちょうだい?
U
U
もうあがったの?
ホシ
ホシ
うん
U
U
どうぞ
ホシ
ホシ
ありがと


ソファーに座り



一緒にビールを飲む。






私は眠りに落ちた。






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スニョンside


お風呂に入っている間



あなたを1人にしたら

思い出すかもしれない。

そう思って早くあがった。


ビールを飲んでいる彼女が

奥さんであればいいのに。

そう思うばかり。


一緒にソファーに座り

寝てしまった彼女はとてもかわいらしい。




携帯には

何件もの着信履歴と

メッセージ。






シュア
シュア
あなたがいなくなった
シュア
シュア
どうしよう。
シュア
シュア
スニョア、居場所知ってる?
シュア
シュア
どうしよう、、
シュア
シュア
携帯に連絡しても
出てくれないんだよ。

今のお前は許せない。



あれだけ好きって言ってたのにな。


ほんとに俺のものにしようか、、。





まぁ、そんなことができるなら


高校のとき。既に


付き合ってたよな、、、。



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