こんな状態で彼に合わせる顔がない
そう思っていた。
18:30
彼はいつもと違う表情だった
私は今日のことがあったけど、
しゅあへの気持ちは変わってない。
こんな長期間も離れることは
考えられない。
寂しいに決まってるじゃんか。
そう言いながら
私を優しく抱きしめてくれた。
心の底から
寂しいと、大好きと、頑張ってねが
込み上げた。
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彼の出張の日
顔と顔との距離が縮まり
目を閉じて、キスをしようとした
唇が触れる寸前、
チュッ
手を広げている彼の腕の中に入り、
いってらっしゃいをして
彼は車に乗って、
遠くの会社に仕事に行った。
私も仕事行かなきゃ。
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社長は頭を撫でてくれた。
追いかけてきそうになる
社長にびっくりして、
コードに足を引っ掛けてしまった
こける、、、、!
ドサッ
あれ?
社長が支えてくれていた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!