ここら辺は何に使ってんだろう、、
前来た時には通らなかった廊下を
2人で歩いている
どこまで行くんだろう、、
さっきと逆方向に進む
お客さんが来るとこ??
あんまり使ってなさそう、、
部屋に入ると
小さなソファが2個、1つのテーブルを
挟んで、あった
、、まって、、
推しが真正面にいる、、///
これは、ちょっと、、、
元貴は手で顔を覆った
え??怒ってたりする??
元貴は急に話し始めた
ちょっと笑ってんの、
僕、性格悪、、、
これから何を話す?
告るの?
今?
え、なんでわざわざこんなとこ来たんだ、?
えええええええええ
滉斗のばかァァァァァ
何とかしないと、、、
、、、え、、
なんか、、やだ、怖い、、
だんだん日も暮れて
薄暗い部屋
そこに2人だけ
嫌なことがフラッシュバックされる、、
あぁ、、“また”だ、泣、、
あなたの体は小刻みに揺れだした
カタカタカタ.........
あなたはぎゅっと目を瞑ったまま
小刻みに震えている
元貴はすかさず手を握る
あなたは立ち上がれる感じがしない、、
元貴くんは何も怖くないのに、、、
なんで、、、、
なんで、、こんなに震えてくるの、、、
___ギュッ
元貴はあなたを抱きしめた
あの時のように、
震えが収まるように、、
違う、、違う、、、
元貴くんは悪くない、、、、
悪くないのに、、、、、
こんな自分に嫌気がさしてくる
どうして震えてくるの?
なんで?
元貴くんのハグは1番安心できるのに____
だんだん震えが収まってくるのが分かった
元貴はあなたからそっと離れた
あなたはコクンと頷いた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。