第14話

あかりを助ける為に
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2020/03/07 02:51



何としてでもあかりを助けたい。




よくよく考えるとLINEが消えたのもあいつのせいだったのか。





私からあかりが距離をとったのも私を巻き込まないためか。
私 (佐藤 まい)
私 (佐藤 まい)
どうしたら…




あいつは先生から信用されていて優等生だ。






だから話したところで相手にしてくれない。





証拠があれば…
私 (佐藤 まい)
私 (佐藤 まい)
証拠をつかんで
あいつ達を退学にさせよう。





あかりを救い出すために。
                               翌日




今日も屋上に来るかな。



そんなことを考えていた。





キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン






昼休みが始まり、また私は屋上へ向かった。
私 (佐藤 まい)
私 (佐藤 まい)
あっスマホっ





今度はスマホを持って。
                                  ダッダッダッ

ガチャッ


私は物影に隠れた。
一軍女子
一軍女子
今日タピろ〜!
三浦 桜
三浦 桜
いいねぇ〜!!
 



そんな声が聞こえてくる。
私 (佐藤 まい)
私 (佐藤 まい)
来た。




私はスマホをかまえる。



ガチャッ




あいつ達が入ってきた。もちろんあかりも。





するとあかりはスマホを取り上げられる。





あいつはあかりのスマホを開いた。
三浦 桜
三浦 桜
はっ??
太田 あかり
太田 あかり



あいつは声を上げた
三浦 桜
三浦 桜
なんでまた佐藤のLINE入れてるの?
三浦 桜
三浦 桜
前消してやったじゃん
太田 あかり
太田 あかり
ごめんなさい。




ドスッ





あかりが蹴られた。
私 (佐藤 まい)
私 (佐藤 まい)
撮らなきゃ



私はスマホの録画ボタンを押した。























ピコンッ












しまった!

音が屋上に響いた。

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