チラッと見るとあかりのお弁当の具が床に散乱していた。
あかりは床に散らばったものを片付けてあいつ達について行く。
私はあまりにも酷いその状況に唖然としていた。
キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン
チャイムの音に我を思い出し走り出した。
ガラガラ
私は息を整えながら席に着く
授業が始まった。
私はあかりを横目でちらっと見た。
あかりは涙目でうつむいている。
その時、
グゥゥウ
お腹の音が鳴った
あかりだったんだ。
私は知っている。あかりはあいつ達のせいでご飯を一口も食べられていない。
あかりは恥ずかしそうに謝る
また授業が再開する。
何としてでもあかりを救い出す。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。