第6話

彼女のこと
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2020/09/20 11:26
伊吹side













志摩「んで、なんで付き合うことになった?こんなに歳の離れた子と。」

『ん〜、付き合い初めてまだちょっとしか経ってないんだけどね?』








そこでみんなに、あなたの過去、彼女との出会いを話した







九重「両親は殺害されているんですか」

『そう。だからこの子にはいま親がいないの。』

志摩「だから付き合ったのか?」

『それもあるけど、単純に俺らお互いのこと大好きだから、笑』

陣馬「この子には結構な精神的ダメージがあるんじゃないか」

九重「え、?」

志摩「お前の前で言うのは申し訳ないが、年齢にあまり相応しくない喋り方、振る舞い方から、何らかの精神的な病気であることは分かるよ」

陣馬「それも、生活にまで影響を及ぼしてるようには見えないから最近患ったものだろう」

『さっすが〜お見事です』

九重「な、なるほど、」

『学校でも、俺は親じゃないけどなんかあった時は連絡してもらうようにしてるし』

志摩「学校は普通の?」

『そう。あまり前と環境を変えないようにね』

陣馬「なるほどなぁ、」









あなた「んん、っ、、」






あなたのことについて話してたら起きちゃった






あなた「いぶきくん、?」

『あなた〜うるさかった?ごめんな』

あなた「だいじょぶ、」

陣馬「そろそろお暇するか」

志摩「そうですね。じゃあ、ありがとな」

九重「お邪魔しました」

あなた「さようならぁ、」

『ばいばーい気をつけてね〜』








寝ぼけてふにゃふにゃのあなたを抱えて布団に寝かせる





あなた「いい人たちだったね」

『でしょ〜めちゃくちゃいい人よ』

あなた「安心した」

『ふふ、寝よっか』

あなた「寝れないかも、さっき寝ちゃったから」

『ふにゃふにゃしてるから寝れるよ〜ほらおいで』







布団の中で抱きしめて、トントンと背中を叩いてあげると直ぐに寝てしまった





『あぁ、かわいっ…』

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