え、えええぇぇぇ
嫌なわけじゃないけど
けど…
紳士様と帰るの!?
それに、女子の視線にまた耐えなきゃいけないの?
あれ…江端君ってこんなSな人だっけ
自分の教室にもどり窓側の端にある席にむかった
自然とため息が出た
───ヴー
携帯が鳴った
ポケットから出して、電源をいれると
あ、今日色んなことありすぎて忘れてた………
ていうか
忘れていたい…
てなわけで、電話することになりました
別れようって言いたい
けど言えない
ビクリして、携帯を見えないようにしたけど手が滑って床に落ちてしまった
しかも江端君の方に
そういって江端君は私のスマホを拾った
ヤバい
画面そのままだ
江端君が私のスマホの画面を見た
沈黙が続く
気まずい
とは、言ったものの、今家は誰もいないはず
お父さんは出張
お母さんは用事かなんかで数日いない
帰ったところで誰もいない
校門を出た
ちょうど、バス停についた
冗談も好きなんだね
江端君( ・∇・)
ちがうと言ってくれ!江端君!
江端君の家に着いたようです
あ、噛んだぁ
恥ずかしい
しかも、男子の家なんて入ったことないなぁ
ニコッ
と江端君は笑った
やっぱり、眩しい
案内されたのはどうやら江端君の部屋だった
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🔞要素入ります
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どうすればいいか分からず立ち尽くしていると何かに押された
───バタっ
江端君にベッドに押し倒されていた
江端君の顔が近くにある
綺麗な青い瞳に見つめられて目をそらせない
恥ずかしい
よく見ると江端君の顔は赤かった
おまけに、体温が暑く息が荒かった
江端君の顔が近ずいてきたと思ったら唇になにか触れている
柔らかい何か
それが何か私には分からなかった
けど
江端君の顔が物凄く近いことにきずいて
ようやく分かった
キスしてることにきずいた途端、顔が暑くなった
まだ、唇に柔らかいもの触れられている
私が無理やりキスをやめる
江端君は無理やり唇に触れた
そして、キスされたと思ったら私の口の中に舌がはいってきた
江端君の舌が私の口の中を掻き回してる
唾液が混ざり合う
江端君の体温はずっと暑い
そう言って、私の上から降りてベッドの横の方に寝た(ベッド広いです)
自分でも今、顔が赤いことが分かる
大丈夫。今のは江端君が熱だからおかしくなっちゃっただけ
ベッドから降りて部屋から出ようとすると手を掴まれた
江端君が無理やり私の手を引っ張ってベッドに倒した
すぐ隣に江端君がいる
いつもより、タレ目で笑う江端君にドキドキしてしまう
こんなんじゃ……
壊れちゃうよ
江端君の手が後ろから抱きついてきた
あぁ
なんか、もう
いいや
時計を見ると9時近くになってた
───ヴー
私の携帯が鳴った
でもこれじゃ、携帯を取り出すことが出来ない
多分、江端君は手をはなしてくれないだろう
ドキドキがやまない
寿命が縮まりそう
江端君って熱になると冗談ばっかり言うんだな
でも
冗談でも
嬉しいな
私って変なやつなんだな
急に、抱きしめている江端君の手の力が強くなる
どうせ、江端君は熱だから
本当のこと言っても大丈夫だよね!
可愛いなんて言われ慣れてないよ
恥ずかしいけど嬉しい
私は向きを変えた
すると、、すぐ目の前に綺麗に整った顔の江端君がいた
かっこいいなぁ
いいという前ちさに江端君の唇は近ずいてきた
塞がった
こんどはDキスではなかった
朝
外の光で目が覚めた
目を開けた瞬間はそれはそれはとても混乱した
だって、イケメン様がドアップで目の前にあるんですもん
心臓止まるかと思ったもん
昨日あったことはなかったことにする
そうしないと精神的に死んじゃうよ私…
まだ、熱あるみたいで寝たままだったのでおかゆでもつくることにした
江端君、まだ寝てるかな
おかゆを持って階段を上る
部屋に入ると、壁の方を向いてベッドによこになってる江端君がいた
とりあえず、床にお盆を置いて起こそうとする
可愛かったって…何言ってるんだろ…
男子って可愛いって言われてうれしくないよね
頭が追いついてない
こっちを向いたかと思えば
上目遣い発動
ていうか、なんか忘れてない?
クスクス笑う江端君…じゃなくて瞬くん
笑った顔、すごくドキドキする
じゃなくて、もっと違うこと忘れてるよね?
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ひろとside
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玲奈side
誰か私のこと呼んだかな…
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。