第57話
52.
翌朝
窓の外で鳥がちゅんちゅんと鳴いている。
起き上がろうとしたが、腰に激痛が走った。
あの後、翔は結局抑えきれなくなって
もう一回ヤったんだよね…
もう…あんなこと言った私がバカだったよ…
あの時の私は混乱っていうか、
思考回路がおかしくなってたんだと思う。
じゃないとあんなこと言えないもん。
翔様…なんて言ったもんじゃないよね…
そんなことを言ったら翔を煽るだけだってのに…
ホント…バカだな…私…
それにまだ裸なんだった…
翔が起きる前に着替えないと…
と思った矢先、隣で寝ている翔が動いたけど…
起きてないよね…?
やっぱ起きてたのか…
ってか私、今どんな格好で翔と話してんの?!
バシッ!
それ言ったらお終いよ…笑
翔も流石に寒かったようで
何日か前に買った、色は違うけど、
お揃いのスウェットを着た。
これもモコモコで暖かい。
今の気温は…2度か…
どうりで寒いわけだ。
それも何も身に纏っていなければ、
尚更のことだ。
着替え終わり、朝食は何がいいかと聞くと
あなたが食べたいものでいいよ
と言ってきた。
だから、ベーコン焼きと目玉焼きを作ることにした。
なんでか分からないけど、
今ハウルの動く城を思い出したから笑
ジブリとか、トムジェリとかに
出てくる料理ってだいたい美味しそうじゃない?
千と千尋の最初の方に出てくるお店の料理、
あれが私の中で1番美味しそうだと思った!
けど、豚にはされたくない…😅
そんなことを思いながら、
朝食を作っていると、朝の情報番組、
分かりやすくいえば、その番組のポーズを
智くんがいつもデカくするあの番組を
翔が見始めた。
最近、風間くんが出始めたと
雅紀くんが嬉しそうに話していた。
その事は前から知っていたが、
仕事が朝早い時もあったため、
見る時間が無かったのだ。
そういえば、私もコンサートに加わるのもうすぐだな…
準備しなきゃな…
そして、朝食ができたので盛り付け、翔のもとへ
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