゜:。* ゜.゜:。* ゜.゜:。* ゜.゜:。* ゜.゜:。* ゜.゜:。* ゜.
11月27日
只今の時刻、0:07
もちろん昼ではない。
夜の0時だ。
すなわち、彼の誕生日が終わってしまった。
何たる失態を犯してしまったのだ…私は…
さと君の誕生日を忘れるだなんて…
当然、言いはしないが表情に出やすい彼は
怒っている様子。
と言いながら、私との距離を
ジリジリと詰めてくる彼。
なぜだか、こんな時でもカッコイイと思えてしまうのは
かなりの重症だからなのだろう。
そんな彼は、私を押し倒しこういった。
何故彼はこんな時でも優しいのか?
忘れていたのは私なのに。
悪いのは全て私なのに。
今日は覚悟しなきゃいけないな…
すると、目の前から
彼がいなくなったかと思えば
体がふわりと浮いた。
彼がお姫様抱っこしてくれているからだ。
優しく下ろしてくれた彼は
私に覆い被さってくるなり深いキスをしてきた。
結構長めのキスで酸欠になりそうだったから、
彼の背中をギュッとしたら離してくれた。
こんな黒い笑みを見たのは久しぶりだ。
成瀬さん以来かもな…
いやいや、そんなことを思ってる場合じゃない。
その間にも彼は、私が身に纏っていた衣服を
剥ぎ取るかのようにでもどこか優しく脱がせた。
そして、下着も全て取り、
私の胸の突起にしゃぶりついた。
さとくんは上手なもんで、
舐めたりこねくり回したりたまに甘噛みするの繰り返し。
それをずっとやってるのも飽きたとでも言うかのように
下の方に降りていこうとしたが、何故か途中で止まった。
そう言うと彼が寄ってきて
手にしていたタオルで目隠しをした。
それから数分後、ヴーと機械音が聞こえてきたかと
思えば私のイイところに当て、そこに固定した。
さとくんってこんな人だったっけ?
そう思っている間にも快楽は押し寄せてくる。
すると…
行っちゃったよ…
しばらくこのまま…ですと…?
この、変態猫ぉー!って言いたいとこだけど、
そんな余裕は今の私には無い。
それからの私は、彼が帰ってくるまでの間
ずっと快楽に溺れていた。
きっと帰ってきたらこう言うだろう。
『とんでもない淫乱ちゃんだね』と。
さっきから何回果てただろう。
何回も果てたから、ベットのシーツが濡れているのだろう。
…と思いながら、もう一度イきそうになった時、
彼が帰ってきた音がした。
と、私が達しそうになった時、
玩具が外され、目隠しも外された。
と、私の濡れきった秘部に彼のモノを入れてきた。
そう言い、動き出した彼。
部屋中には厭らしいけど
私たちを興奮させる音が鳴り響く。
既に乱れている彼の前髪が
目にかかっているのがすごくセクシーだ。
その他もろもろも手伝ってか、
私の中の理性という崩壊しかけた崖が
とうとう崩れた。
そう言うとさっきよりも、動きをはやめ、
私のイイところを突いてくる。
そして彼は私の最奥を突き、
同時に果てた。
生でしていたため、彼の液が流れ込んでくるのが
感じられた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。