第3話

2話
1,348
2023/02/10 09:00


蘭「あ、起きた?」



『………………』



これは、、一体どういう状況だ。
私は自宅のベッドにいて、蘭さんはなぜか上裸で。




あれ、私たち一線は………




蘭「あーごめん笑 勝手にシャワー借りただけ。あなたちゃんが思ってるようなことはないよ」





私のそんな思考を汲んだようにそういって笑う蘭さん。
もう朝食はできているというもんだからテーブルまでいけば少し焦げたトーストがあった。





聞けば、彼は今日はじめて本格的な(笑)料理をしたようだ。





私がトーストをひとかじりしたとき、蘭さんは言った。






蘭「あ、そーいや。昨日は俺と“共犯“になってくれてありがとうね〜」





『………はい?』





な、なんのことだ…
私昨日なにか、、





私が少し混乱した様子で彼を見ればふふっと笑い取り出した書類。
そこには確かに、「パートナー契約」なんて言葉が並んでいて。




『なんですか…それ………』





蘭「これね、俺とあなたちゃんが共犯者になるための書類。」




にっと笑った蘭さんのそれで思い出した。
そういえば昨日…




“俺と共犯になってすこーしだけ竜胆にいたずらしない?“____ .





なんてことがあったな。





『馬鹿馬鹿しい…私、竜胆とは今後のことを2人で話そうと…』




そういって椅子から立ち上がると、ぱっと腕を掴まれた。




蘭「それがなぁ…ここ、みてよ」




指をさした部分、そこには



[承諾書]の横に私の指印がついていた。



こんなことできたのは私が酔っ払っている状態だけだろう…いやまてよもしかしてこの男……




『……私のことはめましたね、、?』




だって、最初からおかしいとは思っていた。
なぜバーに連れてこられた?なぜあんなにワインを飲まされた??




この承諾書に私の手で印を押すこと…それが目的なら、、





私がギロっと蘭さんを睨みつければ




蘭「おぉ〜、こわ〜笑」




全然怖がってなさそうな彼の目に私が吸い込まれそうで怖かった。




これが、蘭さんと私がパートナー契約とやらを組んだ理由。
そして、これから起こることの原点である__ .





NEXT


プリ小説オーディオドラマ