第2話

幼なじみへの恋心【2】
738
2018/08/18 23:44
ジリリリリリリリリリリ(目覚まし時計が鳴る音)
あなた

あぁ〜、よく寝た〜…ってもう8:00?!

あなた

やっば、遅刻する!

あなた

おかあさ〜ん、なんで起こしてくれなかったの〜?

母親
何回も起こしたわよ!
母親
あなたが全然起きないのが悪いの!
あなた

え〜、そうなんだ〜

あなた

(じゃあ、お母さんのせいじゃないから責めるわけにはいかないか)

あなた

じゃあ、学校行ってきま〜す

母親
え、朝ごはんは??
あなた

もう時間ないし、今日から高校2年生だし新しいクラス編成も早く見たいしー

母親
(高校2年生の初日からこれとは…)
母親
分かったわ、行ってらっしゃい、気をつけてね
あなた

うん、行ってきま〜す

そして私は家を出た
すると、家の前に人影があった
あなた

誰…?

??
おっはよ〜!あなた
あなた

なーんだ、そらかー

そらちぃ
なーんだ、ってなんだよー
そらちぃ
お前のことだからまた寝坊してるんじゃないかと思って心配してきてやったのに…
あなた

え、そうだったの?

あなた

あ、ありがとう…//

そらちぃ
おう!
そらちぃ
それより時間やべーぞ
そらちぃ
学校まで、走るぞー!
あなた

えー、そらはサッカー部のエースだから体力あるかもしれないけど、私バスケ部の底辺部員なんだよ?!

そらちぃ
じゃあ、俺が引っ張ってってやるから!な?
そらちぃ
ほら、行くぞ!
あなた

え?

そらは私の腕を握り、前を走ってくれた
私はそれに必死について行った
あなた

(そらは私がそらのことを好きだなんて知らないよね)

あなた

(嬉しいけど、言葉に出せない)

あなた

(この幼なじみという関係を壊したくない)

そう思っているうちに私達は学校へ着いた
そらちぃ
お、みんないるな
そらちぃ
おはよ〜、みんな!
エイジ
おはよー、って、高校2年生生活1日目からあなたと2人で登校ですか?w
ツリメ
ひゅーひゅー!
ツリメ
ラブラブだね〜!
リクヲ
いい感じじゃん、そら達
いっその事、今日から付き合っちゃえ!w
あなた

いやいや、みんな何言ってんの?!w

あなた

そらは私を心配して待っててくれたの

あなた

ね?そら

そらちぃ
うん
そらちぃ
だから、みんな茶化すなってww
えー、なんだー、つまんないのーw
あなた

ほら、みんな、新しいクラス見よ?ね?

エイジ
ま、そうだな〜
ツリメ
そうだねー
リクヲ
そーしよっか
はーい
そらちぃ
おう
クラス編成を見ると、私は3組にいた
そして、驚くことに幼なじみ5人も私と同じ3組だった
そらちぃ
え、この6人みんなクラス一緒じゃん!
エイジ
みたいだな、なんか今年1年が楽しそうだわw
ツリメ
エイちゃんまだ始まったばっかりw
リクヲ
でも、何気にこの6人が一緒なのは初めてじゃない?
そう言われてみれば…
あなた

やっほーい!めっちゃ楽しみ!早く3組行こ!

そうだね!
そして私達は2年3組の教室に着いた
あなた

うーんと、私の席はー…

    座席表

○○ ○○ ○○
○○ ○○ ○○
○○ ○○ ○○
○○ ○○ ○○
○そ 私○ ○○
ツ蘭 リエ ○○
そらちぃ
うっわ、やっばw
エイジ
俺達近すぎだろw
ツリメ
(ニヤニヤ)
あなた

みっくん、何ニヤニヤしてんの?w

あなた

もしかして、蘭と隣だk…

ツリメ
しー!あなた声でかい!w
あなた

あ、ご、ごめんw

あなた

でも、当たってるよね?(小声)

ツリメ
当たってるけど…//(小声)
あなた

やっぱりね(小声)

あなた

いろいろ、協力するよ!(小声)

ツリメ
ありがと!(小声)
何そこでコソコソ話してるの〜?w
あなた

な、なんでもないよ?!ね、みっくん!

ツリメ
う、うん! なんでもないよ! 気にしないで!
ほんとか〜?w
もう、チャイム鳴っちゃうから今は聞かないけど、後で1人ずつ事情聴取ねw
あなた

え〜、それは困るよーw(いろんな意味で)

ツリメ
うんうんw
そらちぃ
(あなたと列挟んで隣か…)
そらちぃ
(今年こそは絶対に自分の気持ちつたえてやる…)
エイジ
(そらいいな〜、あなたと列挟んで隣なんて)
エイジ
(でも、絶対にあなたは譲らない)
ツリメ
(やった〜! 蘭と隣だ〜!)
ツリメ
(今年こそは絶対に気持ち伝える!)
リクヲ
(蘭とは列挟んで隣か…)
リクヲ
(みっくんに蘭は譲らない)
キーンコーンカーンコーン(チャイムの音)
そらちぃ
あ、チャイム鳴ったな、座ろっか
あなた

そーだねー

そして私達は自分の席へ座った
そして、朝学活が終わり、始業式も終わった
そして今日は授業がないので、すぐ終学活が始まり、下校時間になった


さようならー!
そらちぃ
ふー、やっと終わったな!
エイジ
相変わらずここの校長は話長いよなw
ツリメ
ほんとそれw
リクヲ
ねー
ねーねー、みんな! 1つ提案があるんだけど、いい?
あなた

ん? なになにー?

今日からさ、高校2年生が始まるじゃん?
そらちぃ
おう
だから、私の家でお泊まり会しない?!
エイジ
お!いいねー!
ツリメ
さんせーい!
リクヲ
うん、いいと思う!
あなた

いいねー!

でも、みんなの親に許可とらないとさすがにやばいと思うから、これから家帰ったら今日私の家でお泊まりしていいか聞いてみて!
そらちぃ
おっけー!
で、許可とれた人から私の家来て!
エイジ
りょうかーい
ツリメ
じゃあ、荷物整理とかしなきゃ行けないと思うから、そろそろ帰ろっか!
そうだね! じゃあ帰ろっか!
そして、私達はお泊まり中にどんなことをするか話し合いながら帰っていた
すると、そらが突然
そらちぃ
わりぃ、机に筆箱忘れたっぽい…
そらちぃ
ちょっと学校戻るから、先みんなで帰ってて!
エイジ
えー、わかった
そらちぃ
ほんとごめん、じゃあ!
そう言ったそらの顔は少し曇っていた
何か嫌な予感がした私は蘭にこっそり
あなた

蘭、ちょっと嫌な予感するから、そらの様子みてくる(小声)

え、嫌な予感?(小声)
あなたが言うならなんかあるのかも(小声)
行ってきな、私が4人に理由説明しとくから(小声)
あなた

ほんとありがと!助かる(小声)

そう言って、私はそらにバレないようにこっそり追いかけた
そして、そらが教室に入っていくのが見え、私は影でひっそりとそらを見ていた
すると、教室には誰かが先にいた
??
遅かったじゃん、何してたの?
そらちぃ
いや、ちょっとね。でなに?
??
え、忘れたの? 私達今日遊ぶって約束したじゃん!
そらちぃ
あー、そうだったっけ?
??
そうだよ!2ヶ月記念にね♡
そらちぃ
誰にも言ってないよな?
??
い、言うわけないじゃない!
そらちぃ
良かった、じゃあ行こっか
私は、こっちに2人が来るのが見えてとっさにトイレに隠れた
そらはそのもう1人の人と手を繋いでいた
その相手の顔を見た
その相手は学年で1番モテていると噂されている真美だった
私はその場に崩れ落ちた
あなた

嘘でしょ…

あなた

そらとやっと隣になれたのに、いっぱい話せると思ったのに…

私の目からは今までにないくらいの量の涙がこぼれ落ちた
あなた

(やばいやばい、こんな顔してちゃダメだ)

あなた

(今夜お泊まりするって言うのに)

私は自分の顔を両手で叩き、気持ちを切り替えて蘭たちの所へと走った
あなた

蘭ー!

あ、あなた!
エイジ
あなた、ファイルあった?
あなた

(みんなには、教室にファイル忘れてたことにしてくれたんだね、蘭)

あなた

(後でちゃんとお礼しなきゃ)

あなた

教室にもなかった…

あなた

家にあるのかな?w

ツリメ
そっかそっか、まあこれから家帰るからまた探してみな!
あなた

うん!ありがと!

みっくんの優しさに、私はさっきのことを思い出し、泣きそうになった
あなた? 大丈夫?(小声)
あなた

うん、大丈夫(小声)

私になんでも相談してね、あなたの辛い顔を見るの私も辛いから(小声)
あなた

うん、ありがと!(小声)

いいよいいよ(小声)
そして、私達は自分の家へと向かった
あなた

おかあさ〜ん、ただいまー

母親
あなた、おかえりー
あなた

ねーねー、おかあさ〜ん

母親
なに?
あなた

今日、蘭の家でお泊まりしないかって言われたんだけど、行ってもいいー?

母親
蘭ちゃんのお母さんはいいって言ってるの?
あなた

うん

母親
それじゃあお言葉に甘えて、お泊まりさせてもらいなさい
あなた

やったー!

そして、私はお泊まり会に必要なものをまとめ、家を出発する準備が出来た
家を出発しようとしたその時、幼なじみのLINEグルにそらからLINEが来た
そらちぃ
ごめん、今日家族で出かけるんだってー
そらちぃ
だから、蘭の家に行けるの21:00頃になるんだけど、いい?
エイジ
蘭がいいなら、俺はいいよ
ツリメ
僕もー
リクヲ
りっくんと同じく
あなた

私もー

おっけー!じゃあまた来れる時にLINEしてー
そらちぃ
りょーかい
あなた

(ほんとは来てほしくないけど、蘭が言うなら仕方ない…か)

あなた

じゃあお母さん、いってきまーす!

母親
行ってらっしゃーい
そして、私は家を出発した
作者
2話はこれで終わります!
作者
もし、この小説を見てくださった方で、リクエストがしたいと思ってくださった方がいれば、是非この小説のコメント欄に、リクエストよろしくお願いします!
作者
詳しくは、リクエスト小説について、という所があるので、そこも見てくださると嬉しいです!
作者
では、また3話でお会いしましょう!

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