第10話

見直した…かもしれない
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2021/03/09 08:32
全力疾走で走ってきたスーパー。

そこは物が安いと有名な所で思ったより安く食材を買えた。
天使恋春あまつかこはる
…ありがとう、一条
一条がいなければ私はどうしようとパニックになって何もできなかったと思う。
一条雅いちじょうみやび
なんだよ、急に
照れたように首を触る一条。
天使恋春あまつかこはる
んー、言いたくなったから
一条雅いちじょうみやび
お前はちゃんと頑張ってんだから
あんまり自分を責めるなよ
不器用に見せる一条の優しさがくすぐったい。

頭をポンポンと一条が叩いた。


行ってしまう一条を私は触れられた頭を触りながらただただ見つめていた。

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