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第5話

別れの言葉
教頭先生
別れの言葉。
来た…
みんなが一番練習してきた、卒業生からの言葉。
ドキドキしながらもあなたはステージに並んだ。
石川滝
春風と共に旅立ちを告げる今日。
野沢菜月
校庭には、桜やチューリップが咲きはじめました。
朝倉拓真
僕達
沙奈
私達は
卒業生全員
卒業します。
登坂陸
友達とたくさん勉強した校舎、いっぱい遊んだ運動場。
長野香那
ここで、数えきれないほどの思い出を作りました。
あなた

友達や先生と過ごした六年間の日々は、大切な宝物です。

別れの言葉は、先生達がセリフを決めたやらせだった。
けど、本当に言葉の通りに思う。
あなたはみんなの一言一言を噛み締めながらも、胸がいっぱいだった。
在校生
6年生のみなさん。
在校生
みなさんのおかげでこの小学校はより良いものになりました。
在校生
次は、私達の番です。
在校生
僕達が小学校を支えます。
ありがとう。
けど、あなたは何もしてないよ。
みんなが付いてきてくれて、みんなで作ったんだよ、
いい学校を。
それに、そんなにもいいものにできたか言い切れない。
ふざけて走り回って、下級生に迷惑かけてたと思う。
ただただあなたが楽しんでただけだったよね。

できることなら小学校をやり直したい。
けど、今までの思い出が消えるのも嫌だ。
小学校に残りたかった。
このメンバーで。
今日でお別れになるんだもんね。
沙奈
在校生のみなさん。
登坂陸
小学校は、みなさんに任せます。
鈴木優香
今まで以上に素晴らしい学校にしていって下さい。
卒業生全員
ありがとうございました。
待って。
譲れない。
この小学校は、あなた達が作ってきた。
そしてこれから…

大量の雨が降ってきた。
もちろん体育館内は無事だけど、さっきまでに増して激しい雨だった。
空が号泣してる…
あなたは雨に紛れて大泣きしたかった。
沙奈
うっ…
登坂陸
ぐすっ
だけど、先に泣き出した人がいた。
あなた

ゔっ

大雨の中、泣き声だけがかすかに響いた。