第9話

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2021/07/27 06:43





ピピピ ピピピ ピピピ










目覚まし時計が私の睡眠を邪魔する





これで鳴るのは3度目





特に用事もないのに…





あれ?





用事?





(なまえ)
あなた
あるじゃんっ!?





ベッドから飛び起きて





時間を見てみると





彼と会う約束をしている時間まで





あと30分しかないことに気づいた





(なまえ)
あなた
急がなきゃ!





そのまま超特急で準備を終わらせ





なんとか間に合った





寝ぼけていたのか腕と足には





いくつかのアザが出来ていた





さすがに今日ばかりは





自分のだらだら生活に苛立ちを覚えた


















































(なまえ)
あなた
ごめん!待たせたよね?
晴人
晴人
ううん!平気!
晴人
晴人
って、あなたちゃん…
(なまえ)
あなた
どうしたの?
晴人
晴人
アザすごいけど…
晴人
晴人
なんかあった?大丈夫?





心配してくれる彼を見て





思わず笑ってしまった





(なまえ)
あなた
ふふっ
晴人
晴人
なに!?なんで笑うのさ!?
(なまえ)
あなた
いや、ごめん‪w‪w‪w
(なまえ)
あなた
いつも休日はだらだらしちゃうから、その感じで寝坊したの…
(なまえ)
あなた
急いで準備してて、気づいたらアザできてた…
晴人
晴人
なんだ…よかった…
晴人
晴人
誰かにやられたのかと思ったよ!
(なまえ)
あなた
ごめんね?
(なまえ)
あなた
でも、ありがとう!
晴人
晴人
いーえ!
晴人
晴人
じゃあ行こっか!
(なまえ)
あなた
うん!
晴人
晴人
乗った乗った〜





私の肩を後ろから押して





さりげなく助手席に座らせてくれる





昨日もそうだった





ひとつひとつの行動が、言葉が





こんなにもうれしいだなんて





(なまえ)
あなた
晴人くん運転うまいよね〜
晴人
晴人
そう?普通じゃない?
(なまえ)
あなた
いやいや…
晴人
晴人
あなたちゃんは運転しないの?
(なまえ)
あなた
全然しない!
(なまえ)
あなた
だから晴人くんみたいに優しくて眠くなるような運転できない…
晴人
晴人
ちょっと時間あるし寝てもいいよ?
(なまえ)
あなた
いや!寝ないよ!大丈夫!
晴人
晴人
なんか音楽かけようか?
(なまえ)
あなた
ん〜
(なまえ)
あなた
あ!晴人くんの生歌聞きたい!
晴人
晴人
え!?俺の!?
(なまえ)
あなた
うん!ノンラビの曲!
晴人
晴人
ちょ、はずい‪w‪w‪w
(なまえ)
あなた
聞きたいなあ?
晴人
晴人
わかったよ…





少し照れながら





喉の調子を整える





そんな彼を横から見れる





特等席だ





彼に見惚れているうちに





歌がはじまっていた





晴人
晴人
この感情全部分からないよ
これが恋なのか愛なのか
全然脈が下がらないよ
もう落ちかけた月よ

この症状全部分からないよ
これが迷いなのか恋なのか
全然熱が下がらないよ
もう落ちかけた私と
(なまえ)
あなた
愛のPULSE!!
(なまえ)
あなた
やっぱ晴人くんの声落ち着く!
晴人
晴人
うれしいな〜


















































あのあともノンラビの曲だけじゃなく





いろんな曲を歌ってもらったりして





あっという間に病院に着いた





看護師
晴人く…
看護師
え!?あなたちゃん!?
看護師
久しぶりだね!
(なまえ)
あなた
うわあ!お久しぶりです!
晴人
晴人
こんにちは〜!
看護師
どうかしたの?
晴人
晴人
あなたちゃんが前にいた病室に行けばなんか思い出せるかもって
晴人
晴人
ね?
(なまえ)
あなた
うん!
(なまえ)
あなた
今そこ空いてたりします?
看護師
うん!空いてるよ!
看護師
2人のことだし、自由に回ってよし!
晴人
晴人
ありがとうございます‪w‪w‪w
(なまえ)
あなた
いってきます‪w‪w‪w


















































懐かしい気持ちでいっぱいだった





私にとっての思い出の場所はここだから





もし彼が思い出すことが出来たら





彼にとっての思い出の場所もここであってほしい





(なまえ)
あなた
ここだね…
晴人
晴人
緊張する?
(なまえ)
あなた
うん…
(なまえ)
あなた
来てみたはいいものの
(なまえ)
あなた
絶対に記憶が戻るわけじゃないもんね…
晴人
晴人
まあね…
晴人
晴人
でももし思い出せなくても、2人でここに来たのは変わりないでしょ?





彼を笑顔にするために来たのに





なぜか私が笑顔になってる





いつもそうだった





彼のおかげで元気が出る





(なまえ)
あなた
ありがとう!
晴人
晴人
うん!
(なまえ)
あなた
じゃあ入ろっか!





今にも心臓が飛び出しそうなほどの緊張





だけどそれよりも





彼とこの場にいれることが幸せだった





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