第2話

目を覚ました!けど...
735
2018/03/21 01:42
ピッピッピッピッ・・・
シルク
あなた、早く、目を覚ましてくれよ・・・
俺は、今、あなたの病室にいる。

5分前、俺の目の前で、俺の視界の中で、あなたが事故に遭った。
シルク
ちょっと、飲み物を買ってくるからな。
まだ目を覚まさないあなたに、そう言い、俺は、ドアノブを触れた、その時...
あなた

だ..れ...?

シルク
えっ・・・
今、あなたが喋ったよな?
シルク
あなた...?
あなた

・・・貴方は、だれですか?

シルク
あなた、俺、シルクだよ?
分かる?
分かるよな?
あなた

シルク?
そんな人、私、知りません・・・

シルク
えっ嘘・・・
嘘だよな?
なぁ、嘘って言って。
あなた

私、知りません。
あの、帰って下さい。

まじか。
俺は、あなたが目を覚ましてくれて、嬉しいと同時に、悲しくなった。
シルク
とりあえず、先生、呼ぶな・・・
あなた

あっ・・・
お願いします。

ガラガラガラッ
先生
あなたさん、大丈夫ですか?
あなた

先生、大丈夫です。

シルク
先生、あなた、俺の事、分からないんです。
先生
そうですか・・・
あなたさん、過去の事、どこまで覚えていますか?
あなた

えっ・・・
あの、分からないんです。
ほとんど。
中学校の頃も、小学校までの事も。

先生
そうですか。
あなたさんは、“記憶喪失”ですね。
シルク
えっ・・・
俺は、1番、願いたくない言葉を聞いてしまった。
あなたが、まさか“記憶喪失”だなんて。
あなた

そうなんですか。
えっと...シルクさんでしたよね?

“シルクさん”なんて。
前までは、“シルク”って元気に呼んでくれたのに。

なぁあなた。
前のあなたに、戻ってくれよ。
早く、記憶を取り戻してくれよ。
あなた

あの...

シルク
あっ
ごめん。
俺は、シルク。
あなた、少しずつ、記憶を戻していこうな。
あなた

よろしくお願いします、シルクさん!(ニコッ(*^^*))

シルク
よろしくな!
俺は、あなたのこういう所に惹かれたんだよな。
自分が、記憶喪失で、よく分からない状態なのに、元気で。
笑顔が可愛くて。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
作者
見て下さってありがとうございます。
今回は、シルク目線?で、第2話を作りました。
どうでしたか...?
お気に入り登録、ありがとうございます!!
こんな私の小説をお気に入りして下さるなんて...
ありがとうございます(*^^*)
シルク
せーの!
みんな
( ๑≧ꇴ≦)ゞアデュー!

プリ小説オーディオドラマ