社 「次の曲がラストやけん」
))えぇー!!
無事アンコールで出てきて琉球アイランド、リメンバーを
歌い終えた。
幕張ラストの曲は -0-Tokyo
緊張してる。
なんで?って?
さっきまでは解れてたけど、このタイミングで
サプライズがあるからね。
社長の喋りが途切れた瞬間、暗転するステージ。
))え?
))なになに??
ファンのみんなが困惑する声が聞こえると同時に
社 「あれ?」
ふ 「停電っすか?」
ま 「あっちはついとーよ」
脇 「スタッフさ〜ん?」
銀 「放送事故…w」
横からも困惑の声が聞こえる。
『みんな。』
私の一言でステージ全体に薄暗い照明がつき
一筋のスポットライトが私を照らす。
『今日は5人にサプライズがあります』
黄色い歓声と共にまたもや横からは困惑の声。
社 「は?聞いとらんで?」
『言ったらサプライズやなか』
ま 「え、時間どうすると?」
銀 「時間なくなるばい」
『この後15分の撮影タイムあるっちゃん
可笑しいと思わんかったと?』
脇 「あー、なんかあったっちゃね」
ふ 「え、まじで言っとー?」
『まじよwwまあ、ね、こないだLINELIVEで
ファンの子にも言われよったけど
みんなに手紙を書いてきたww』
))fu〜!!!
))やばい!!
))きゃーーーーー!
))泣く!それはなく!
いろんな言葉が聞こえる中、やっぱり横の人達は
固まったまま。
『それを読みます。』
ポケットから出された封筒
ま 「マジなやつやん」
銀 「あなたが書いたと?」
『あなた以外に誰が書くんよw』
脇 「え、俺もう泣くっちゃけど」
ふ 「俺らに手紙の文化なんてないっちゃん」
『ギリLINEの文化も来とらんもんねw』
社 「え、1万5000人の前で5人に向けて手紙読むと?」
ま 「バリ贅沢っちゃん」
『あ、裏で読もうか?ww』
))聞きたい〜
))ここで読んでー!
銀 「何書かれとーかなw」
『手紙って言っても感動とは限らんとね』
脇 「まさかの日々の不満とかww」
社 「日々の不満言いよったらそれはそれでおもろいけどねw」
『まあ、じゃあ読みますねw』
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!