伊野尾side
今俺はあなたの家の前にいる
もちろん1人でね?
俺はやっと大ちゃんに言えた。
『あなたと二人で登校したい』って…
俺頑張ったよ?
頑張って言ったよ?
一緒に行きたいって行ったら大ちゃんすごい落ち込んでた…
俺って情けないからあなたのこと諦められないんだ!
絶対俺が貰うから!
そんな決意をしていたら
あなたがいつも通り家から出てきた
いつもは4人で行ってるんだけど時々大ちゃんとあなたは二人で登校してる時があった。
それに俺はずっと嫉妬していた
『俺も大ちゃんみたいになりたい』
ってずっと思ってた
でも俺は大ちゃんじゃないからできない
俺に出来ることは……
なんだろう…?
俺ってやっぱり大ちゃんに勝ち目ないのか?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。