無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第8話

ポッキーゲームしてみた
坂田銀時

「あなた、ポッキーゲームしようぜ」

 そう言いながら、彼は買いだめておいたお菓子の中からポッキーを取りだします。

『うん。いいよ』

 あなたが了承すれば、彼は心の中でガッツポーズをします。

「ん」

 先にポッキーの片端を咥えた彼。あなたも片端を咥えます。

 サクサクサク……

 ポッキーが短くなったところで、あなたは食べ進めるのをストップさせます。ここからどうすればいいのか、わからなくなってしまったのです。

 困ったあなたは彼を見ます。ですが彼は、にやにやと笑うだけ。

 やがて時間が経ち、ポッキーは折れてしまいます。

「あーあ、折れちゃった。おまえの負け。んじゃ、お仕置きな」

 そう言ってキスをされます。

 彼はあなたとキスをしたかっただけなのです。

土方十四郎

『土方さん、ポッキーゲームしてみませんか?』

「ポッキーゲーム? 何だそれ」

『ポッキーを両端から食べていくゲームです。折った方が負けなんですよ』

「ああ、いいぜ」

 そんなことを言ってますが、いまいちルールがわかっていません。ですが、ゲームは始まってしまいます。

 サクサクサク……

 ポッキーを食べ進めていくうちに、彼は最終的にどうなるかということに気がつきます。そして、顔を赤くさせていきます。

「(これ……最後、き、キスしちまうんじゃ……)」

 あとひとくちでキスをしてしまうというところで、あなたは食べ進めるのをやめてしまいます。彼の反応を伺っているのです。

 当の本人は固まってしまいます。思考停止状態です。

 ですが、負けず嫌いな彼は意を決して最後のひとくちを食べて──キスをします。

「これで満足か?」

 先程までの彼はどこへやら。不敵な笑みを浮かべる彼。

 そこで初めて、あなたの顔は赤くなります。

沖田総悟

「あなた、ポッキーしようぜ」

『ポッキーゲームって何?』

「楽しいゲームのことだぜ。ルールは簡単だから、俺の言う通りにしてな」

『わかった』

 何も知らずに彼の言う通り、ポッキーの片端を咥えるあなた。これぞ、彼の思惑なのです。

 サクサクサク……

 あとひとくちでキスをしてしまうというとき、やっとこのゲームの目的にあなたは気がつきます。

 固まってしまっていると、彼は器用にポッキーを咥えまま、あなたに話しかけます。

「何してるんでィ。さっさと食べなせ」

 顔が赤くなっていくあなた。軽く混乱しているのです。

 ですが、頑張って最後の一口を食べ、二人はキスをします。

『(やっと終わった……)』

 そう思った矢先、

「ん、二回戦目な」

 そう言って、二本目のポッキーを咥える彼。呆然としているあなたに、彼はにやりと笑います。

 彼が満足するまで、このゲームが終わりを迎えることはないでしょう。

高杉晋作

『高杉さん、ポッキーゲームしませんか?』

「何だそれは?」

 あなたは一通り、彼にゲームの説明をします。

「わかった。これを咥えりゃいいんだな」

『はい』

 ポッキーの片端を咥えた彼。そのとき、あなたは心の中でにやりと笑います。

 普段、滅多に照れることのない彼を照れさせるために、ポッキーゲームをしよう、と勧めたのです。

 計画通りに事が進んでいくことに、喜びを感じるあなた。

 そんなあなたもポッキーの片端を咥え、二人で食べ進めていきます。

 サクサクサク……

 あとひあで、キスをしてしまうというとき、あなたは彼の反応を伺おうとしますが、その前に、彼にキスをされます。

 やがてそれは深いものになります。

『……ん、ふぅ……ふあ……んん⁉︎』

 すると突然、彼の唾液とともに、あなたの口の中に甘いチョコレートの味が広がります。そして、柔らかくなったビスケットも……

 彼を見上げれば、妖しい笑みを浮かべています。

 そして、あなたの口の端についたチョコレートを指で拭き取り、それをぺろりと舐めてこう言うのです。

「俺の味はどうだった? 甘かったか?」

『……すっごく、甘かったです……』

 あなたがうつむきながらそう言えば、彼はすぐに深いキスをしてくるでしょう。