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第12話

「別れたい」と言ってみた
坂田銀時

『銀ちゃん、わたし……もう別れたいんだ……』

「え……?」

 彼の顔には、表情がありません。あまりの衝撃に、言葉が出ないようです。

『ごめんね、銀ちゃん……』

 あなたが背を向けたとき、彼はようやく我に返ります。

「な、なんで⁉︎ 俺、なんか悪いことした⁉︎」

『そういうのじゃないよ……』

 そう言い残して部屋を出ていこうとすると、彼が腕を掴んで引き止めます。そして、優しくあなたを抱きしめます。

「ほんとにごめん……だから、考え直してくれよ……」

 彼の表情を伺えば、とても哀しそうな表情を浮かべています。とても弱々しく垂れ下がった眉。瞳が少しだけ潤んでいます。

『銀ちゃん……』

「……」

『……嘘だよ』

「へっ?」

 素っ頓狂な声をあげた彼。無理もありません。

「あなたー!」

『うわあ! ごめんって、銀ちゃん!』

 少し怒ったようにあなたの両頰を摘みます。

 ですが、安心したように笑っています。

土方十四郎

『土方さん……実はわたし、もう別れたいんです……』

「は……?」

 それからしばらくの間、彼は何も言ってきません。あまりにも衝撃なあなたのひとことに、言葉を失っているのです。

「んで……っ」

 彼がやっとの思いで言葉を発します。

 そして、ゆっくりとあなたに近づき……優しく抱きしめます。

「なんでだよっ……」

 つらそうに顔を歪める彼。少しずつ、言葉を紡ぎ合わせます。

「いつもあんなに……あんなに、笑ってくれたじゃねーか。嬉しそうに、はにかんでたじゃねーか……なのに、なんで……」

『ごめんなさい、土方さん……』

「……」

『嘘です』

「……は?」

 ぽかんとした表情を浮かべた彼。

 かと思えば、わなわなと拳を震わせて、カッと目を見開きます。

「あなた……ふざけんじゃねェ!」

 その日あなたは、彼に散々追いかけまわされたとか。

沖田総悟

『総悟……あのね、もう別れよう?』

「え……?」

 唐突なあなたのひとことに、彼は瞬きを繰り返します。そのうちに、打たれ弱い彼は少しずつ意味を理解していき、眉をハの字に曲げてしまいます。

「な、なんで⁉︎」

『それは……言いたくない……』

 彼は瞳を潤ませて、いまにも泣きだしそうです。

「そ、そんな……悪かった。いままでいじめてごめん!」

『ごめん、総悟……』

「やめろよあなた……そんなこと言わねーで? なあ、お願いだから……」

 大変です。彼の目に大粒の涙が溜まっています。あと一回、瞬きをしたらぽろぽろとこぼれてしまいます。彼の心は完全に折れてしまったのです。

 さあ、早く抱きしめてあげてください。

『ごめんね、総悟……嘘だよ』

「は……?」

 その後、彼は本気であなたに斬りかかったとか。

高杉晋助

『高杉さん。わたしもう……別れたいんです』

「……は?」

 彼は理解できないという顔をします。

「なんでだ」

『それは……』

 そのまま、何も言わずにあなたがうつむいていると、彼はあなたを押し倒します。

 びっくりして顔を上げれば、彼は哀しみと怒りに燃えた視線をあなたに向けます。

「理由も言えねェのか。だったら、おまえは一生、俺から離れられねェってこと、教えてやるよ」

 その後、気を失うまで容赦なく抱かれたあなた。

 この日の出来事をきっかけにあなたは、彼に軽い気持ちでいたずらを仕掛けてはいけないということを学んだのでした。

 ちなみに、別れたいということが嘘だと知ったときも、彼はあなたを激しく抱いたとか。

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