映画の宣伝でとあるバラエティ番組に駿佑と2人で出演させてもらう事になった。
当たり前のように私の部屋でくつろいでる駿佑。
私はその横で今日もらったバラエティ番組の台本チェック。
道枝「あ、俺も読もー」
読み進めていくとあるページで手が止まる。
駿佑も読み進めてそのページにたどり着いて私を見てくる。
道枝「あなたさぁ、これ大丈夫なん?」
『仕事やけん無理とか言えんやろ…』
道枝「めっちゃ顔死んでるやん笑」
『黙って…』
道枝「覇気がない…ほんと駄目そうやったら無理したらあかんで」
『うーん頑張る』
もう精神論で乗り切るしかないと私は気合を入れた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!