数日後。バラエティ番組の収録日。
世界の色んなジャンルの映像を見ていくっていう番組。
有名なMCさん、人気の芸人さんに囲まれて緊張しつつも順調に収録は進んだ。
《一旦休憩でーす!》
休憩明けの収録で私の苦手とする映像がやってくる。
道枝「あなた大丈夫?」
『大丈夫〜頑張る~』
もう心を無にすると決めた。
休憩が終わって収録が再開する。
始まってしまったのだ…私が最も苦手な心霊系…
うわぁー無理ー!!!(まだ何も出てきてないんやけどね←道枝)手で顔を隠す、なんて出来ないのでもう泣きそうになりながら見てたら遂にご登場……
あれ?前が真っ暗。怖すぎて気絶した?
けど周りは明るい。横を見ると腕が伸びてて私の視界を遮ったのは駿佑の手だとわかった。
ありがたいけど何してるん…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!