前の話
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僕の家は9人家族だ。
6人の弟と僕、母と父
でも親は弟を愛していない、
いつも、
「なんでお兄ちゃんが出来てお前が出来ないんだッ!」
「こんな子産むんじゃなかったッ!」
ってさ、
五月蝿いんだよ。
まぁそれに対して僕の扱いは、
「あなたは弟に比べて勉強や運動が出来てすごいな!」
「あなたは弟に比べてカッコいいわね!」
気持ち悪い、吐き気がする
僕にだけ猫なで声、キッッッッモ!!!
そして、そのせいで弟に嫌われているんだが!?
まじかよ、
あぁ、なんで親のせいで可愛い可愛い弟に嫌われねばならんのだ!
てかあのクソ親いやクソの元に産まれてしまったんだ!
昔弟が産まれる前はさ、めっっっちゃ頑張ったよ?
だってさ、毎日毎日「あなたには期待しているわ」
とか言われてたんだよ!?小さいころだよ!?
期待って言われたら応えたくなんじゃん!
それで勉強や運動を人一倍頑張ったよ!?
でもさ、結局僕はあいつらを目立たせる人形に過ぎない。
ただ、本当の愛がほしくて、
いっぱい頑張って、やっと応えられたと思ったらまた期待されて、
それでも一生懸命頑張った、でも結局は一緒だった、
バカみたいに愛をねだってさ、
弟が出来たと思えば比べられ、
嫌われて、
だから僕はある計画を建てた。
あのクソを不幸のどん底に突き落とす計画を、
設定?的なやつ
最後に一言!
怖ッ!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!