第8話

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2019/09/27 11:18
正樹
「おーい武尊って、またこの子といたの?」




あ、長畑 正樹さんだ。フルネームで呼ばないとなんか殺されそうだし





武尊
「俺のスパイクとった子」





正樹
「まじで!?君だったんだ!」





心夏
『はぁ…』




正樹
「いやー俺でもなかなか取れないのに、すごいね君」






心夏
『ありがとうございます』




武尊
「あ、なまえっt((」



「おーい!武尊!正樹!帰るぞー!」



薔薇王子が何かを言おうとした時、雪城高校の誰かが集合の声をかけた




正樹
「はーい!行くぞ!武尊」






武尊
「…」



何を言おうとしてたんだろ…



心夏
『あ、あの』






武尊
「明日、来てよ」





心夏
『え?』




それだけ言うと薔薇王子はどこかに行った





正樹
「じゃあねー!」





心夏
『あ、さようなら』




一例をして、私も帰ることにした






なんか、負けた時はいっつも暗い気持ちで1人、部屋で泣いてたな
でも今日は違うや、スッキリした気分






明日、また行かないといけないかな…?






心夏
『まぁ、経験として行くか…』







私は目を腫らさずに起きれる気がした















久しぶりの目覚めがいい朝、最近は朝練があったから早起きしてた
ピロン


私のスマホがなった
スマホを見てみると、現在10時34分  つぼみからのLINEが35件


心夏
『ん!?』



一瞬見間違いかと思った



あ、そうだ、行かなきゃ行けないんだ




心夏
『寝坊した…』




だから目覚めがいい朝に少し違和感があったのか



薔薇王子に殺されそう















つぼみ
「あ!心夏!」
心夏
『寝坊した…』




つぼみ
「色々大変だったんだよ!」





つぼみから話を聞くと、薔薇王子にリベロの子はいないかと聞かれ急いで私にLINEしたそうな





つぼみ
「薔薇王子の顔があんな近くにあったとか、死んでもいい」





心夏
『うん、迷惑かけたね、ごめんね』






つぼみは、強いところの試合が見たいから、今日も来ていたと言っていた






心夏
『薔薇王子…探すか』





謝んないといけない…かな











数分間探して、やっと見つけた
だけど雪城高校のレギュラーの人といたから声がかけにくかった。それに女子も戯れてたし



諦めて帰ろうとした時だった






武尊
「なんで逃げんの」




そう肩を掴まれた





心夏
『え?』



武尊
「どうせ寝坊でもしたんでしょ、来てって言ったのに来ないし」





心夏
『…当たりです』




武尊
「はぁ…今回だけ、君の友達にも感謝しときなよ」





心夏
『はい』




なんだか、懐かしい気分




昔もこんなことあったな、私が集合時間に遅れた時にたっくんが「ここちゃんらしいけど」と言って許してくれた





心夏
『たっくんみたい…』




そう何気なく呟いてしまった





武尊
「え…」



薔薇王子は驚いた顔をした、なんでかな?そう疑問に思い「あの…」と、声をかけようとしたその時だった





武尊
「安藤 心夏…?」



しかめた顔をして、そういった






心夏
『なんで私の名前を…?』




まだ言ってないのに、なんで私の名前を知っているのだろう






















これが再開記念日になるのはまた後日のお話

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