なんだろう、どういうのがいいのかな。
まずは、麻酔銃。連射できるやつがいい。
んで、相変わらずナックルは使うとして…んん?私、もうこれで良くね?
皆笑う。私は結構真面目に言ったはずだったんだけど…もしかして、変なこと言ってる!?(今更)
だって私、ヤンキーやってるとはいえ痛いのは嫌いだもん。
そんな会話をしていると、もうナックルの改良的なのが終わったらしい。さすがだな。
麻酔銃を作ってもらうことになり、結局そのまま解散になった。いつしか外は土砂降りの雨になっている。
といっても叔父貴は先生だ。だからそんなすぐに仕事を抜けられるとは思わないし…最悪、日が暮れるまで待たなきゃいけないかも。
るぅとの大きな傘に入り、隣で歩く。なんだか生徒会メンバーに睨まれた気がするが…
他の女子生徒がいたらこんなことしない…だってほかの女子は生徒会メンバーにお熱だ。ライバル視されたらたまったもんじゃない。
それにしても…るぅとは背が高い。
ころんよりもいくらか背が小さい私にとってはかなり大きく見えた。まぁジェルは巨人、ということだw
そう言っていつも通りの(堕)天使の笑顔で笑いかけてくる←
でも風邪をひいたら大変じゃないのかな?看病しろとか言われたら私も困るし。
すると、るぅとがなにかをひらめいた顔になって…ニヤッと笑った。この顔は悪巧みの顔だ。でも何が起きるか分からないので構えておくしかできない。
そう言って私の肩を抱き、自分に引き寄せた。これで濡れることはほぼなくなったが、私の心臓は暴れ、緊張で震えが止まらなくなった。私の顔は笑っているけれど、きっと青ざめている事だろう。
るぅとからの攻撃はまだ続く。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。