隣の席は前髪で目が隠れた男子なんだけどさ
だれかわかんないんだよねどうすればいいかな
とりあえずこんにちは
『...こんにちは』「あら心の声でてたてへ」
『.....』「無視?え、無視?」『.......』
「おい無視かよ」『口悪い』
「あ!」『あ?』「今目!目!みえた!」
『は?』「前髪で隠れてたからみえた!」
ちょっとかっこよかったっておもっちゃった私どうしようかっこよい。
「かっこいいね」『あー、、』
照れてるこの人かわいい。
「お名前は」『…ミンユンギ』
「え?聞こえない声ちっさ」『ミンユンギ!』
「よろしい」『お前絶対聞こえてただろ』
「そんなことないよユンくん」
『名前だせぇ』「だまりゃんせ」
『...お前は?』「なにが?」
『名前』「あ、あなたですこんにちわ」
『あなたな、わかった』
ちょっとダルそうによびすてするから不覚にもキュン
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。