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〜職場体験当日〜
天哉から、復讐、憎み、恨みの気配がする…このままだと、相澤先生が言っていたことが本当になってしまいそうだ…
だめだ、、何言っても天哉には届きそうもない…
私がしっかり見張っておかないと
〜保須市〜
私の事は知っているらしい、根津校長が電話で話を通してくださったらしい
そのヒーローの言葉にピクリと天哉が反応する
そう言って頭を下げる天哉……でも、気配は変わらない……
私は、私はなんと言ってあげたらいいのだろうか……
救うと言いながらも、自分がどんな言葉をかければいいのか分からない……
私は、最悪の事態を想像して物事を進める。
今考える最悪の事態は、
天哉がヒーロー殺しに巡り会う
↓
ヒーロー殺しを殺そうとする
↓
天哉が返り討ちに会い殺される
ということだ
考えるだけで胸が苦しくなる……
鬼殺隊の大半は、家族や友人の敵討ちのために、、という人だ
そこが少しヒーローと違う……
だからこそ、かける言葉が見つからないのだ……
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ドガーーーーーン!!
大きな音と共に、周りが炎の海になっており、脳無が何体もいた
バタッ
……!前の脳無よりも弱い!
バタッ
私は倒した2体のヴィランに、ヴィラン用の痺れ薬と、睡眠薬を注入した
瓦礫が邪魔だ……なら!
私は瓦礫を砂程度になるまで粉々にし、挟まっていた人を助けた
私は、しのぶに貰った薬を出した
私は足に注射した
私は男の人を抱えて、安全なところまで運んだ
運がいいことに、近くに救助ヒーローがいたため、そのヒーローに渡し、現場に戻った
……あれ?そういえば、天哉は!?
ったく、こんな時に!!!(怒りモード)
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。