第42話

37話〜林間合宿⑤〜
4,287
2020/08/27 11:00
相澤先生が3人を集めてやってきた
緑谷 出久(ミドリヤ イズク)
緑谷 出久(ミドリヤ イズク)
あの…えっと、何をするんですか?
轟 焦凍
轟 焦凍
何も聞かされていないんですが……
2人は相澤先生に質問しながらこちらへやってきた
相澤先生……理由ぐらい話しても……
と、1人で思っていた
そして、私の前に来て最初に口を開いたのは相澤先生だった
相澤先生
相澤先生
お前らには今から、夜桜から『呼吸』を教わってもらう
爆豪 勝己
爆豪 勝己
呼吸だァ?
本題に入ったので、私も補足をした
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
そうだ。全集中の呼吸というのを身につけてもらって、総合体力のアップを可能にするんだ
緑谷 出久(ミドリヤ イズク)
緑谷 出久(ミドリヤ イズク)
えーっと……全集中の呼吸だから、夜桜さんたち鬼殺隊が使ってるやつだよね?
その質問にコクリと頷く
緑谷 出久(ミドリヤ イズク)
緑谷 出久(ミドリヤ イズク)
僕の個性も、身体能力とかの強化なんだけど、そこからさらにっていうこと?
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
そうだ。出久は、その個性の出力などをコントロールしているだろ?例えば、100%のうち10%を、出しているとして、変わらない10%でも呼吸を使って、さらにあげることができるんだ
轟 焦凍
轟 焦凍
でも、なんで俺らだけなんだ?
緑谷 出久(ミドリヤ イズク)
緑谷 出久(ミドリヤ イズク)
確かに……みんなに教えてあげれば……
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
さすがに私一人が、20人もの生徒に教えることは難しいし、効率的にも悪い。だから、出久、焦凍、勝己は吸収力が高いと思って、先に教えようと思ったんだ
みんなに的確に教えている時間は……私には無いからな……
この3人が習得してくれれば、私が死んでもみんなは呼吸を使えるようになるかもしれない
そんな希望を胸に抱かせながら、3人に説明する
緑谷 出久(ミドリヤ イズク)
緑谷 出久(ミドリヤ イズク)
なるほど……僕ら3人が一緒に教えれば、確かにもっと効率良くできるかもね!
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
あぁ、早速教えるな









それから、呼吸について詳しく話し、実際にやってもらった
緑谷 出久(ミドリヤ イズク)
緑谷 出久(ミドリヤ イズク)
む……難しい……(ハァハァ
轟 焦凍
轟 焦凍
すげぇ疲れるんだな……(ハァハァ
爆豪 勝己
爆豪 勝己
ク、クソガ……(ハァハァ
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
いや……筋はいいぞ
私は驚いた。この調子なら、一瞬だけでも今日中にできるようになるのではと思うぐらいに
轟 焦凍
轟 焦凍
夜桜の教え方がうめぇんだ
緑谷 出久(ミドリヤ イズク)
緑谷 出久(ミドリヤ イズク)
うん……すごくわかりやすいね!
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
いや、本当にすごいよ3人とも。まぁ、呼吸がその場でできたとしても、私みたいに使えるかどうかは別だがな
緑谷 出久(ミドリヤ イズク)
緑谷 出久(ミドリヤ イズク)
確かに……呼吸ができるようになったとしても、これだけ体力を使うんだったら、立ってるのでいっぱいいっぱいだ。それにこの呼吸で動いたとしても、すぐに息切れを起こしてしまっては元も子もない……それに(ブツブツ
爆豪 勝己
爆豪 勝己
おいくそデク!!ブツブツうっせぇ!
緑谷 出久(ミドリヤ イズク)
緑谷 出久(ミドリヤ イズク)
ご、ごめんかっちゃん
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
まぁ、さっき言ったことを何度も繰り返しやってみてくれ。ただ、無理はするなよ?
いつも通りの2人に微笑しながら、3人に言った
緑谷 出久(ミドリヤ イズク)
緑谷 出久(ミドリヤ イズク)
夜桜さんは、この呼吸をずっとやってるんだっけ……?
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
まぁ、そうだな‪……1、2年かかってしまったがな‪w私は吸収力が低いからさ
私は、修行していた時を思い出して、少し笑いながら言った
轟 焦凍
轟 焦凍
!!そうなのか?
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
あぁ、小さい頃からやってたから早いように思われるんだが、、、かなり時間がかかった方なんだ……‪w
轟 焦凍
轟 焦凍
意外だな……
緑谷 出久(ミドリヤ イズク)
緑谷 出久(ミドリヤ イズク)
うん……パパッとやれてそう……
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
そんなわけない‪w時間がかかるってわかっていたから、何杯も訓練していたんだ。だから、3人は私よりも早く習得できると思うから、頑張れ!!
私は手でガッツポーズを送り、笑顔を向けた
緑谷 出久(ミドリヤ イズク)
緑谷 出久(ミドリヤ イズク)
うん!!
轟 焦凍
轟 焦凍
ああ
爆豪 勝己
爆豪 勝己
ったりめーだろーが!!
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
(ニコッ  よしっ!
私は再び3人に笑顔を向けて、アドバイスを始めた
私達は笑って、楽しく訓練ができた
























ただ、この笑顔が消えるのはそう遠くない未来だということを、まだ知る余地もなかった

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