第31話

27話〜桜柱の本音〜
5,189
2020/08/16 11:00
あのまま、私と勝己は寝た
久しぶりに泣いた気がする
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
んん〜!!今何時だ?
私はいつも通り目覚めて、時計を確認した
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
4時半……いつもの時間だな
いつもと同じ時間に起きて、朝ごはんの準備をするために布団から出た
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
あ……そういえば、蝶屋敷にいたんだっけ
胡蝶 しのぶ
胡蝶 しのぶ
……!あら、あなたさん、起きたんですね
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
ああ。昨日はありがとうな
胡蝶 しのぶ
胡蝶 しのぶ
いえいえ!もう大丈夫ですか?
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
ああ。痛みもない。そういえば、アオイはいるのか?
胡蝶 しのぶ
胡蝶 しのぶ
ええ、いつも通り選択をしてくれていますよ
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
私も早く起きたし、手伝ってくるよ
胡蝶 しのぶ
胡蝶 しのぶ
では、皆さんが起きたらお呼び致しますね
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
いやいや!しのぶも色々忙しいだろ?小夜!皆が起きたら私を呼びに来てくれ。8:00になっても起きなかったら、私が起こしに来るからな
小夜(サヤ)
了解です
胡蝶 しのぶ
胡蝶 しのぶ
お優しいですね(クスッ
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
しのぶ、これからもよろしくな。お互いがんばろう
胡蝶 しのぶ
胡蝶 しのぶ
ええ、そうですね。それではお大事に(ニコッ
そう言って、しのぶは帰っていった




私は立ち上がって、アオイの所に向かおうとした
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
羽織は、、、今はいいか
そして、アオイの所へ向かった














〜外〜
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
どこにいるんだ?選択を干すところって……!こっちか
私はアオイの気配を見つけ、そっちの方向へ向かった
そこにはいつも通りテキパキ洗濯物を干しているアオイの姿が目に入った
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
アオイー!
神崎 アオイ
??……!あなたさん!
私が手を振って駆け寄ると、相手も気づいてくれて手を振り返してくれた
神崎 アオイ
お怪我をしたんですか!?大丈夫ですか!?
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
ああ、昨日の夜少しな。それにしても、相変わらず仕事が早いなぁ
神崎 アオイ
私にできることは、ちゃんとやる……それしか今はできませんから
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
アオイらしいな(ニコッ
それより、今から少し時間あるか?
神崎 アオイ
あ、はい!ちょっと待ってくださいね!
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
私も手伝おう
神崎 アオイ
い、いえ!そんな!大丈夫ですよ!
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
いいんだ。二人でやった方が早いし楽しい(ニコッ
神崎 アオイ
……そうですね(ニコッ
じゃあ、お願いします(ニコッ
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
ああ!


















〜洗濯終了〜
神崎 アオイ
ふぅ……ありがとうございます!いつもより早く終わりました!
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
役に立てたなら良かったよ。それじゃあ、ちょっと背中に乗ってくれ
神崎 アオイ
?はい
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
それじゃあ、ちゃんと掴まっていろよ?
神崎 アオイ
??はい
私はアオイの返事を聞くと、脚に力を込め、高く飛んだ
神崎 アオイ
わわっ!
そして、屋根の上に着地した
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
急でびっくりしたか?w
神崎 アオイ
でも、凄いです……!さすがですね!屋根までひとっ飛び!
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
蝶屋敷の屋根って、なんだか落ち着くんだ
神崎 アオイ
そうなんですか?
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
ああ。日がしっかり当たるからかな?少し仮眠を取るのに打って付けの場所なんだ
神崎 アオイ
確かに……暖かいですね
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
アオイももしなにか辛くなったりしたら、ここに来てみるといいよ。すごく安らげる
神崎 アオイ
でも、私はそこまで身体能力は高くありません……なので
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
私を呼んでくれればいつでも連れてきてやるぞ?(ニコッ
神崎 アオイ
!!……(クスッそうですね。お願いします!
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
任せろ!(ニコッ
神崎 アオイ
えっと、何かあったんですか?
そう聞かれた私は、アオイに笑いかけた
神崎 アオイ
??
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
『生きたい』……そう思うようになってしまったんだ
神崎 アオイ
!!
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
私は今、雄英高校1-Aの護衛をしているだろ?
神崎 アオイ
はい
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
クラスの人達が皆いい人でな。もし死んでしまって、会えなくなってしまうと思うと、すごく辛いんだ
私はアオイに胸の内側を話した
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
鬼殺隊はいつでも死と隣り合わせ……怪我や死を恐れていたら務まらない。だから私はそれを恐れずに鬼と立ち向かう
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
だけど、みんなの温もりに触れているうちに、みんなともっと一緒にいたい……そう思うようになってしまったんだ
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
自分の命を惜しむことは、鬼殺隊としてあってはならないものだと私は感じている
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
誰かが危険だったら私は命をかけて守る……それはどんな事があっても変わらない
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
鬼舞辻無惨を倒すには、きっとたくさんの人が犠牲になると思うんだ。もちろん、私も死ぬ確率の方が高い
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
みんなはきっと、私は死なないだろうと思っている。私も確かに誰も死なずに平和に生きることを願うよ?ただ、きっとそれは叶えられない
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
なんだか、皆を騙しているみたいで苦しいんだ。本心を話してしまえば、きっとみんな気を使ってしまう。だから私は、嘘でも笑っていなければいけない
神崎 アオイ
あなたさんは……
ずっと黙って聞いてくれたアオイが口を開いた
神崎 アオイ
あなたさんは、強いです。とっても強いです
神崎 アオイ
そして、とっても優しいです。なので、きっと誰もがあなたが生きることを望んでいると思うんです
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
!!
神崎 アオイ
もちろん私も、そして柱の皆さんも、カナヲも、炭治郎さんも善逸さんも伊之助さんも……
神崎 アオイ
お互いが尊い存在で、お互いを守ろうとする……だから、きっと皆さんお強いんですよ
神崎 アオイ
私は臆病で、剣を握って鬼に立ち向かうことはできません……なので、前世で炭治郎さんが言ってくださった
『私の想いを戦いの場に連れて行く』
と言う言葉が本当に嬉しかったんです。
私は黙ってアオイの話に耳を傾けた
神崎 アオイ
だから、この仕事をしっかりとやって、皆さんを助ける……これを果たすと心の中で決めました
神崎 アオイ
それに、命を惜しむことは悪いことでは無いと思います……
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
……え?
神崎 アオイ
きっと、自分の命を全くもって嫌っている人っていないと思うんです……
神崎 アオイ
鬼殺隊でも、柱のみなさんでも、ずっと一緒にいたい人が出来ると、死にたくないと思うのは当たり前です……
神崎 アオイ
だから、あなたさんだって、生きたいと思っていいと思いますよ!
神崎 アオイ
って、戦ってない私が言っても、聞いて貰えないかもしれませんが……(´へωへ`*)ゞ゛
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
……フフッ(✿´ ꒳ ` )
神崎 アオイ
??
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
ありがとう
私は本当に嬉しかった



この考えは間違っていると思っていたから、その考えを認めてくれたアオイに感謝の気持ちでいっぱいになった
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
自分の命も大事にしながら、みんなをしっかり護っていくよ
私はアオイに笑顔で言った
神崎 アオイ
はい!(ニコッ
小夜(サヤ)
カァー!カァー!あなた様!6:00になります!大体の人が起きました!
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
お、小夜!ありがとう!それじゃあ、アオイ、降りるか
神崎 アオイ
そうですね
私はヒョイっとアオイを横抱きすると、屋根から飛び降りた
上鳴 電気(カミナリ デンキ)
上鳴 電気(カミナリ デンキ)
ぶえっ!?!?夜桜!?お前、どっから!?
着地すると、電気がすごく驚いた表情でこちらを見ていた
私は、アオイを、地面に下ろした
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
ああ、屋根で少しくつろいでいたんだ、おはよう(ニコッ
神崎 アオイ
それではあなたさん!お大事に!
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
ああ、アオイも頑張れ(ニコッ
神崎 アオイ
はい!
上鳴 電気(カミナリ デンキ)
上鳴 電気(カミナリ デンキ)
お前、ほんとに怪我治ったんか!?思いっきり飛び降りてきてたけどよ!
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
ああ、治ったぞ。心配かけたな。それより、みんなのところに戻ろう
上鳴 電気(カミナリ デンキ)
上鳴 電気(カミナリ デンキ)
お、おう……(回復力えげつねぇ……)






















〜みんなの所〜
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
みんな〜!おはよう!
麗日 お茶子(ウララカ オチャコ)
麗日 お茶子(ウララカ オチャコ)
おお!あなたちゃん!もう大丈夫なん?
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
ああ!へっちゃらだ!心配してくれてありがとな(ニコッ
麗日 お茶子(ウララカ オチャコ)
麗日 お茶子(ウララカ オチャコ)
友達だもん!当然やよ!
私はなぜだか勝己の方を見た
すると、少し微笑んで、



『はよ』



と、口パクで言ってくれた
だから私も、微笑み返して、




『ありがとう』




と、口パクでかえした








なんだか、ものすごく心が暖かくなって、少し鼓動が早くなったように感じた
夜桜 (なまえ)
夜桜 あなた
それじゃあみんな起きてるな!屋敷に戻って、勉強会だ!
1-Aの皆
1-Aの皆
おーー!






私は羽織を着て、日輪等と木刀を持ち、腰に提げた















そして私たちは蝶屋敷を出て、雑談しながら屋敷に帰った






































蝶屋敷を出る時、勝己がこっそり




『大丈夫なんか?』




と言ってくれたのは、2人の秘密のお話
_______________________
○少しお知らせ




はい!今回も見事に3000文字行きましたね!‪w



このお話、15話ごとに番外編を挟んでいこうと思います!


なので、30話行ったら番外編②をかきますね!



そちらのお話はもう決まっておりますが、じゃんじゃんリクエスト下さい!



このお話が完結しても、短編集を出していきますので!




リクエストについて詳しいことは、このお話の前の『リクエストBOX』に書いておくので、それを読んでください!





たくさんのリクエスト待ってますね!





そして、また明日の20:00の本編でお会いしましょう!

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