あの穏やかな日は続かなかった。
わかっていたけど。
毎日怒鳴られ急に優しくなったり。
そして直弘と付き合う様になって2年がたった。
もう2年も直弘と付き合ってるなんて信じられない。
そして一緒に過ごす2回目の私の誕生日にはサプライズでディズニーシーに連れてってくれたり。
私は完全に洗脳されてる。
この人から逃げれない。
ずっと、一生本当の自分なんて出せないで生きていくんだ。
でも別れられないのは自分のせい。
全部自分が悪い。
直弘に毎日の様に
"こうなったのは全部お前のせい"
そう言われ続け益々怯え本当の自分を失い感情もマヒしていた。
周りの友達も本気で引いてたし呆れてた。
でも直弘と離れる事が出来なかった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。